発売中のビギン6月号で特集していますが、やはり日本のモノ作りはすごいです！　自社生産にこだわる海外ブランドが、それでもデニムはジャパンだろうと岡山で生産していたり、西洋の元ネタを日本の技術とアイデアで巧みにモダナイズ（そしてコスパも高い！）していたり。そう、だからこそ「Made in Japan」ではなく、「これぞ日本の！」という想いを込めての「This is made in Japan」なのです。そんなモノ作りを支える職人さんに敬意を込めて、日本の技術＆センスが炸裂した良品を別注しました。手前味噌で恐縮ですが（笑）、全部ほんとにいいモノですよ♪

京都の老舗とUSAバンダナの雄が融合！ 祇園ない藤×ハバハンク　Begin別注 サンダル「ジョジョ」

伝統的な履物の老舗なのに、デザインはとってもモダンなサンダル「jojo」。それを生み出す京都の専門店「ない藤」に別注をオファー。意外にもこれまでバンダナを使ったものはなし。ということで、すかさず米国・ハバハンクをマッチング。和洋折衷を象徴する一足が出来上がりました♪　しかも片足ずつに収納袋付き！

アウトソールに強度と耐摩耗に優れたSBRゴム、ソール芯にクッションに優れるEVAを使い、アスファルトの上を歩くのも楽々。前ツボも肌に優しく、足の動きに沿って変形する作りで、長時間履くと疲れるユーウツとさよなら！　浴衣にも、アウトドアレジャーやフェスにもうってつけ♪

かかとが2cmほど草履からはみ出るのが、正しい履き方って知ってました？　とはいえ、ルールにとらわれる必要はなし。ジャストサイズで履いてももちろんOKです。

ガチ品質。でも遊び心も◎♪
ヤマチョウ・メイド　Begin別注 ダブルモンクストラップ

日本が誇るハイクオリティ革靴ブランド、三陽山長の新レーベルより。折しもスニーカー通勤が奨励されている現代の日本。だからこそ、本格靴全盛時代ではありえなかったシューズがコレです。ドレス顔にスニ底の合わせがビジネススニーカーには最良。そこで、ドレスニ界の新星にいち早くビギンが別注を敢行。新作ダブルモンクをベースに表革×スエードのコンビとし、しかもその組み合わせは左右で逆！　この絶妙なデザインが、ビジネススタイルも各段にお洒落にしてくれます。

ミッドソールは軽さ、履き心地を担保するＥＶＡ素材を採用。アウトソールは軽さと耐久性を両立するためビブラム社のモルフレックスソールを採用。長時間の歩行でも安心です♪

左右対称のシンメトリー版もあり

アシンメトリーはちょっとやりすぎかも……、という人はコチラを。

オンオフ余裕で使えます！

“楽チン＆きちんと”なトムキャットが尾州産でメイプル　Begin別注 尾州トムキャットパンツ

美脚イージーパンツの名作といえば、トムキャット。ビギンでもおなじみの大人気パンツが、メイド・イン・尾州（織物の世界三大聖地のひとつ）で新登場です！スーパー120’sウールとソロテックスを混紡した尾州産の生地を仕立てたこちらのパンツ。タイトすぎずユルすぎない絶妙なシルエットになっており、品よくも楽チンな着心地です。ラフに扱ってもシワになりにくいから、出張や旅行時にももってこい！

メイプルのタグの下には「ソロテックス」のタグも。帝人フロンティア開発のシワになりにくく、それでいて天然ライクな素材感が魅力の高機能素材。それとスーパー120’sという高級ウールの混紡って、めっちゃ上質！

有松絞りが隠れたジャケットもあり

 

胸ポケの袋布には有松絞りの染め素材を使ったパフド仕様に。さりげなく落とし込まれた日本の伝統が、愛着を掻き立てます！

ポケットの袋布を引っ張り出してパフドチーフに。こういう見えない＆さりげない意匠がまた日本的♪

 

セットアップで着用がおすすめです！

男らしい“キュン♡着”できましたアーツ アンド クラフツ　Begin別注 ストリングスポーチ

胸がキュンと躍る男の巾着がこちら。無骨な塩縮ナイロン×ポルトガル製のレザーが好コントラストを描く異素材バッグは、茨城の職人の手によるもの。ツートーンで仕立てられてるおかげで、ともすると子どもっぽく見えがちな巾着の弱点を補完する大人な風格に。紐は85㎝と肩掛けも可能です。

底面には日本製を示す刻印入り。ちなみにコレ、実際はとっても小さく繊細な刻印です。

柔らかいベージュもいい♪

パートナーともシェアしやすいマイルドカラー。

フツーに持つだけでコーディネートにトレンド感を加えてくれるってのも嬉しい効能ですよね。

い草は天然の高機能素材！バッシュ　Begin別注 イグサラグ

ネイティブ柄を日本特有の素材で表現したい草ラグ。原料のい草は名産地である熊本県八代産（ちなみに1500年代頃から栽培！）、生産は福岡県筑後の老舗「池上彦太郎商店」のメイド・イン・九州。水分を多く含み、太くて弾力もあるから、寝そべったときのフワッと滑らかな肌触りはヤミツキに。さらに、い草を均一に織るのは至難の技。熟練した職人が、ジャカード織機を何度も微調整しながらじっくり織っており、一日５枚程度が限界なんだとか！(驚)。ビギンマーケットでも人気を博した商品の別注色です。

熊本県八代産のい草

い草には「天然のエアコン」と言われるほどの湿度調整・空気浄化・消臭効果など、自然に備わった力があるのだとか。

表は和のい草、裏は洋のラグ