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ポール・スミスの「ウェストミンスター」 ネイビー文字盤×ネイビーカーフバンド

重厚な英国の趣に、ポール・スミスらしい軽やかさを絶妙添加!

昔、学校で毎日、耳にしていた終業チャイム。あれってちゃんと曲名があって、「ウェストミンスターの鐘」っていうんです。知ってましたか?

ロンドン中心部のテムズ河畔に建つウェストミンスター宮殿は全長約265m、室数1100室を超える壮大な建造物。古くから要衝の地だったこの一帯は中世以降、宮殿が営まれ、やがてイングランド政府の中心地に。現在見られるゴシック・リバイバル様式の建物は火災消失後の1860年に完成(一部は1867年)したもので、国会議事堂として使われている一方、世界遺産として英国を代表する観光地になっています。

で、この宮殿に併設されている時計塔のエリザベスタワー、通称ビッグ・ベンには時を知らせる巨大な鐘が取り付けられています。「ウェストミンスターの鐘」とはこれのことで、あのメロディも元来、この鐘が奏でてきたものなのですね。

と、以上は豆知識。本題は英国ブランド、ポール・スミスがこのほどリリースしたスクエアウォッチ、その名も「ウェストミンスター」のご紹介です。聞けば、同宮殿&ビッグ・ベンに着想を得てデザインされた時計とのことで、ゴシック・リバイバル様式ではなく、グッと洗練されてはいるものの、ナニゲにクラシックで端正な雰囲気はビッグ・ベンに通底するものがあります。

二重構造の文字盤周囲をめぐる切分はベゼル&ケースに沿ってスクエアに配され、12時のインデックスはアクセントカラーに。対して、スモールセコンドは丸文字盤とし、それを長・短針の軸部分に達するほど大ぶりにデザインし、スモセコ針の尻部には、これまた大胆なリングを装飾。こうしてスクエアとラウンドが対峙しながらも、絶妙なバランスで調和するという、じつに巧みなデザインになっています。

それでいて、リューズに文字盤とマッチングカラーの樹脂を配して英国風カフリンクスのイメージを加えたり、ケースバックに同宮殿を中心としたロンドン市内の手書きマップをエングレイブで描くなどして「英国」をさりげなく主張。鐘の音を奏でる機能はありませんが、この時計の古き良き英国を連想させる佇まいを眺めていると、どこかから、あの鐘の音が聴こえてくる。そんな気がしてきます。

ポール・スミスの「ウェストミンスター」ホワイト文字盤×ブラウンカーフバンド

ネイビー・タイプ(トップ写真)と同型・同スペックで、白顔にブルーの針&インデックスがさわやかに映えるホワイト文字盤×ブラウンカーフバンド・タイプも! 3万3000円

ポール・スミスの「ウェストミンスター」ブラック文字盤×ブラックカーフバンド

コチラは、よりクラシカル&ドレッシーなブラック文字盤×ブラックカーフバンドのゴールドカラーケース。スペックはネイビー・タイプなどと同じだが、値段は少しアップの3万6000円

ポール・スミスの
「ウェストミンスター」 ネイビー文字盤×ネイビーカーフバンド

駆動方式:クォーツ(日本製)
防水性能:5気圧
ケース素材:ステンレススチール
ケース寸法:W33×H43.5mm
バンド素材:クロコ型押しカーフ
価格:3万3000円

問い合わせ先/ポール・スミス リミテッド ☎ 03-3478-5600
https://www.paulsmith.co.jp
 
※表示価格は税抜き


文/山田純貴

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