特集・連載
マッキントッシュの日本ダンケルドはゴム引き超えの快適!?(コスパもね♪)
通が欲しがるニッポンの傑作 「メイド・イン・ジャパン」といえば最"優"品質を保証する目印。家電、自動車、カメラ……世界が驚愕した名モデルは数あれど、日本人だからこそ、ビギンだからこそ提案できる通自慢な傑作があるんです! わかっている人こそ「スゴイーデスネ」と欲しくなりますよ!! この記事は特集・連載「通が欲しがるニッポンの傑作」#02です。
“総合力”でいったら本作が史上最強かも!?
マッキントッシュのゴム引きコートといえば、今なお200年前と同じ手法で手作りされていることで知られています。スコットランドの熟練職人が縫い目のすべてに糊を指にのせて……という手間のかかる工程についても、折に触れてお伝えしてきました。そして完成するコートが、唯一無二のオーラを放つ傑作であることも何度だって言うでしょう。
でもね、快適さやコスパなら、これまた折に触れて紹介している、ハイテク素材を用いたそれに軍配。そしてそのコートは、何を隠そう“日本製”なんですヨ!!
なかでも春夏の注目筆頭は、パリッとした薄手の防水透湿生地を用いつつ、着脱可能なフードを加え雨具としての使い勝手を向上させた“テクニカルダンケルド”。軽快なタッチにして強固な防水透湿性を実現できている理由は、ひとえに精緻な縫製と止水処理がなされているからにほかなりません。
薄手の2層生地を、歪みを生むことなく素早く縫製するのに、優れた職人技術が必要なのは言うに及ばず。止水テープの圧着もしかりで、ここが甘いとせっかくの防水透湿も台無しですからね。そして、この専門的&繊細極まる作業を最も巧みにこなせるのが、ニッポンの誇る熟練職人!というわけ。
フード付きにして、ゴム引きダンケルドよりも価格が控えめなのも見逃せない魅力。風格や趣でいえばゴム引きには敵いませんが、快適さや実用性、コスパを含む総合力でいえば……本作が“本家超え”の名品であるといっても、英国人だって怒らないはずです!!
【巧】軽やか~なハイテク素材にしてオリジン譲りの構築感がある!
“テクニカルダンケルド”
MACKINTOSH[マッキントッシュ]
ダンケルド
オリジナルの防水透湿生地を用い、着脱可能なフードを付けた“テクニカルダンケルド”のほか、岡山産デニムを用いたマック(下写真)も日本製。精緻な縫製が冴える。順に8万9000円、7万9000円。(マッキントッシュ青山店)
デニムのダンケルドもメイド・イン・ジャパン♪
ハイテクな縫製技術が、どんなシーンも快適に!
風合いもバッチリの防水透湿生地!
高密度ナイロンの裏面に防水透湿フィルムをボンディングした、ハイテク2レイヤー生地を使用。薄手にしてハリコシのある風合いが、Aラインシルエットをシャープに浮かび上がらせる。
魂のメイド・イン・ジャパン!
【巧】それでいて、色落ちデニムとの相性だってこのとおり!!
ザ・ノース・フェイス パープルレーベルのスウェット2万円。(ナナミカ 代官山)中に着たア ボンタージのカットソー9500円。(ブリックレイヤー)オムニゴッドのジーンズ1万8500円。(オムニゴッド代官山)コンバースのシューズ5800円。(コンバース インフォメーション センター)眼鏡はスタイリスト私物。
【巧】今どきセットアップスタイルにも軽やか&品よくフィット
アダム エ ロペのジャケット1万7000円、同パンツ1万3000円。(ジュンカスタマーセンター)ギットマン ブラザーズのシャツ2万4900円。(シップス 渋谷店)パラブーツのシューズ6万5000円。(パラブーツ 青山店)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。