特集・連載
フリースの気持ちよさと保温性をスウェットに落とし込んだ“フウェット”
買いのスウェット大図鑑 スウェットはジーンズと並ぶ服好きのインフラ。でもその成り立ちや備わってる意匠の役割は意外と知らないんじゃありません? “買い”かどうかを見定める羅針盤として、またウィットに富んだスウェットークに花を咲かせるあんちょことして……。必至にならずとも、たった一晩で賢くなれちゃう♪重大な10ネタをお届けします。 この記事は特集・連載「買いのスウェット大図鑑」#05です。
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世界にひとつだけのフウェット!?
スウェットを極めんとするなら、こうした変化球も必修! パッと見フツーだからどこが変わってるかわかりにくいですが、実はこの“パイル起毛”生地はここにしか作れない優れものなんです。
特製編み機
旧式丸編み機を独自にカスタマイズした特製編み機を使うことで、なんと裏地のループを残したまま起毛させることに成功。おかげでクッション性を維持しつつ保温性も確保できてるってわけ。
フリースの気持ちよさと保温性をスウェットに落とし込んだ、いわば世界にひとつだけのフウェット♪ 超低速回転ゆえ一日8着分しか編めない……なんて背景にもモノ好きは心くすぐられます。
Yetina[イエティナ]
クルーネック スウェット シャツ
冒険家・植村直己氏も登山用靴下の製作を依頼していた実力派ニット製品メーカーのファクトリーブランド。気持ちよさと暖かさはピカイチ。1万8000円。(ワシオ イエティナ担当)
イエティナでしか編めないパイル起毛! 生地
パイル生地を起毛させる場合、普通なら裏地のループは破壊されてしまうが、同社はループを壊さず上部だけを起毛させることに成功! 起毛した部分とループの双方に空気を溜められるからこそ、尋常じゃない保温性を確保できてるってわけ。
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年4月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。