特集・連載
1950年~ 米国で大ヒット! 北欧のミニマルデザイン
米国で大ヒット! 北欧のミニマルデザイン
傑作インテリアの“実は”な実話年表 ミッドセンチュリー、バウハウス、イームズ、ヴィトラ……etc. インテリアの歴史に残る名作家具にはちゃ~んとそのワケがあるんです! そこで今回は傑作家具の歴史を振り返りつつ、見た目ではわからない“実は〇〇”な知られざる裏話を紹介します。 この記事は特集・連載「傑作インテリアの“実は”な実話年表」#04です。
戦後、北欧5か国は家具の輸出戦略を実施。自然の素材を活かしたシンプルな意匠は米国で大ヒットしました。
1950年
実は……安藤忠雄のデスクワークを支えていた
CARL HANSEN&SON[カール・ハンセン&サン]
CH24 Yチェア
中国・明王朝時代の椅子を原型とし、背面のY字パーツや背もたれとアームが一体となったデザインが特徴的なYチェア。世界的な建築家、安藤忠雄氏が、事務所を開いたときに初めて購入したのもこのYチェアだったとか。W55×H74×D51cm。8万5000円~。(カール・ハンセン&サン)
ハンス・J・ウェグナー(デンマーク)
安藤忠雄の建築写真にも採用
『住吉の長屋』の建築写真などで採用され、世界的に注目を浴びた。
1952年
実は……世界で初めて背座一体合板を実現
Fritz Hansen[フリッツ・ハンセン]
アリンコチェア
3次元に加工した背座一体の成型合板、それを初めて実現したのがヤコブセンでした。当時の技術では合板を曲げると生じるヒビの部分を、削ることで解決。蟻の姿に似ていることから「アリンコ」と呼ばれる。W52×H81×D48cm。3万7000円~。(フリッツ・ハンセン 青山本店)
アルネ・ヤコブセン(デンマーク)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。