特集・連載
1928年~ バウハウス出身者が続々と活躍
バウハウス出身者が続々と活躍
傑作インテリアの“実は”な実話年表 ミッドセンチュリー、バウハウス、イームズ、ヴィトラ……etc. インテリアの歴史に残る名作家具にはちゃ~んとそのワケがあるんです! そこで今回は傑作家具の歴史を振り返りつつ、見た目ではわからない“実は〇〇”な知られざる裏話を紹介します。 この記事は特集・連載「傑作インテリアの“実は”な実話年表」#03です。
バウハウスでモダニズムのデザイン哲学を学んだ卒業生たちが、続々と歴史的傑作と称賛される家具を生み出しました。
1919年にドイツで設立された、モダニズムを教える美術学校の名称。わずか14年間と歴史は短いながら、その功績は大きく後世のさまざまな分野に影響を与えています。
1928年
実は……愛称“チェスカ”は愛娘の名前
Knoll[ノル]
チェスカチェア
スチールパイプ1本だけ!の後ろ脚のないカンチレバー構造。金属の特性を活かし、座ったときに適度な弾力を生み出します。デザイナーの娘の名“フランチェスカ”にちなんで“チェスカチェア”と呼ばれています。W56×H80×D58cm。23万6000円。(ノルジャパン)
マルセル・ブロイヤー(ハンガリー)
1931年
実は……ドイツの政府機関で使われている
Fritz Hansen[フリッツ・ハンセン]
カイザーイデル
バウハウスの金属工房で指導をしていたデルが作り出した、手元だけを照らすランプ。機能はもちろん曲線美も魅力で、ドイツ官公庁のデスクに採用されるなど、ドイツ照明デザインのアイコンの一つになっています。Φ28.5×H42.5cm。7万5000円~。(フリッツ・ハンセン 青山本店)
クリスチャン・デル(ドイツ)
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。