約20年ぶりに復活か!? 幻のシャツブランド「プレンティス」の“ジーシャツ”とは
作り手の熱い思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるいいもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします!
プレンティス×ジャーナル スタンダード
ジーシャツ
デニムジャケットの要素をシャツに落とし込んだアイテム。それぞれ日本国内でバイオブリーチ加工/製品染めを行っているため、古着のような雰囲気を醸す。ブランド本来の高い品質を、国内で徹底的に追求しながら、この価格設定は企業努力の賜物だ。各1万2000円。
幻の米シャツブランドが約20年ぶりに復活ってほんと!?
(編集部 オオキ)
甘酸っぱい思い出とともに、ありそうでなかったシャツジャケットで復活!
米国のワークウェアの歴史を語るときに外せないプレンティスが、まさかの復活~!? って、まずは深~い歴史のある、このブランドの説明からさせてください。
プレンティスは20世紀の半ばにスタートしたシャツファクトリーで、当時最もクオリティに厳しかったエル・エル・ビーンのOEMを手掛けたことで発展。
全盛期には自社ネームのシャツを多数販売し、古着のシャンブレーシャツでこの黒タグを目にしたことがある人も多いでしょう。いわゆる「古きよきアメリカ」で必ず挙がるヤツです。
その後グローバル化の潮流に逆らえず21世紀初頭にいったん幕を下ろしますが、商標が少々転々し(苦笑)、このたび米国ワークへの造詣・憧憬ともに深い日本の代理店が、正式に継承する運びとなったわけです。
で、まさかの新作として登場したのが、往時は存在しなかったジャケットタイプのシャツ。古いけれど新しい、アメカジの“着たい”に応えるイイ仕事してますよね!
♯プレンティスとは
1948年創業の米シャツメーカー。エル・エル・ビーンやストアブランドBIG MACに商品をサプライし、1970年代にはコーンミルズ社の生地を用いたシャンブレーシャツやウエスタンシャツで市場を席捲した。現在は日本の企業がその商標と歴史を正当に継承している。
♯重厚でエイジングも楽しめる10ozデニムを使用
“ジーシャツ”と銘打たれているだけあり、ジージャンスペックの中肉厚なデニム地。ブリーチ加工に加え、着込むほどに色落ちが楽しめる。ちなみにカイハラ社のデニムを採用。
♯製品染め採用で風合い◎
ヒッコリーストライプのほうは製品染めで全体的にアンバー(琥珀色)の色調に。古着市場で重宝されるプレンティスよろしくヴィンテージライクな風合いを醸し出している。
♯約20年ぶりに復活!? ♯メイド・イン・ジャパン ♯幻のシャツブランド
(問)ドリームワークス(プレンティスに関する問い合わせ先)
☎ 03-6447-2470
https://www.dreamws.co.jp/shop/
(問)ジャーナル スタンダード 表参道(商品に関するお問合せ先)
☎ 03-6418-7961
http://journal-standard.jp/
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[ビギン2020年5月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/礒村真介