特集・連載
マフラー、ストールが上手く巻けない人のための“巻きテク”講座【中級編】
冬の首元・虎の巻 「冬が~始まフンフ~ン♪」と懐メロが脳内リフレインして胸はキュン♡、体はブルッと震える寒~い季節。目当てのアウターやニットをゲットし、冬の装いはもう準備万端!という人はちょいとお待ちを。冷えやすい首元を暖かく、コーデのすき間をお洒落に埋めてくれる「巻きもの」も揃ってこそ、万全の態勢といえるでしょ? 巻きたいけどうまく巻けない……と敬遠しがちな人も、この虎の巻を読めば苦手意識を克服できちゃいますよ。さぁ、あなたもレッツBE“巻き玄人”! この記事は特集・連載「冬の首元・虎の巻」#07です。
せっかくマフラーやストールを手に入れても、うまく巻けない! 巻き方のレパートリーが少ない……(泣)。そんな人のために、各界のファッション賢者に学ぶ、こなれて見える巻き方を難易度別にご紹介するこの企画。中級編はファッション界と日本映画界の重鎮の巻き方を学びましょう。早速明日からトライしてみては?
モード界の帝王に学ぶジョルジオ巻き
ポール・スチュアートのマフラー2万5000円(SANYO SHOKAI カスタマーサポート)
巻きテクの王道ともいえるジョルジオ巻き。長さやボリュームを選ばず幅広い巻きものに対応し、上品な顔周りを演出できる。結び目はタイトにせずニュアンスをつけるのが、学生っぽくならないコツ。
「モード界の帝王」と呼ばれる、世界を代表するイタリア出身の大御所デザイナー。貫禄を漂わせる着こなしに、ちょこんとループ状に巻いたマフラーが大人の余裕を感じさせる。
【Step1】
まず縦半分に折る。幅はクシャッと調節するとニュアンスがつく。
【Step2】
そのまま首から垂らし、先ほど折った部分をループ状にする。
【Step3】
ループにフリンジ側の先端を通し、結び目の位置を調節して完成。
ジョルジオ巻きの完成!
日本映画界の重鎮に学ぶジュウゾウ巻き
ピアチェンツァのマフラー2万5000円(バインド ピーアール)
正面に結び目を作ることで、胸元が華やかになるジュウゾウ巻き。シンプルなニットにはもちろん、Vゾーンのアクセントづけにもピッタリなので、ジャケットやチェスターコートとの相性も抜群だ。
日本映画界のカリスマ・伊丹十三氏は、ファッションにも並々ならぬこだわりを持っていた趣味人。そんな彼がVゾーンにマフラーを加えるときは、この巻き方が定番だった。
【Step1】
左右の高さを若干ズラすようにして、マフラーを首から垂らす。
【Step2】
左右の先端をそれぞれ持ち、胸の前で交差させる。
【Step3】
上になった側の先端を、もう片方の下からくぐらせ上から引き出す。
ジュウゾウ巻きの完成!
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年2月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。