[9位]今月のいいモノランキング
竹細工をヒントに生まれた機能美ランシュー
アシックス×隈研吾のメタライド アム
巷では、ロゴの存在感を抑えるのに同色にしたり、小さくしたりとさまざまな試みが行われています。そんななか、あっぱれ!とついつい言ってしまうのがアシックスのメタライド アム。
ニット素材のアッパーの上にテープ状の素材が交差するデザインは、足をしっかりかつしなやかにホールドして、快適な履き心地を生み出すためのギミック。
で、よ~く見ると、編み目の中にブランドのアイコンであるアシックスストライプマークがあるんです!
この神業的というべき編み方のデザインを手掛けたのは国立競技場を手掛けるあの世界的建築家・隈 研吾氏。日本伝統の竹細工技法であるやたら編みから着想を得たというデザインは、まるで建築物のよう。
ちなみに足数は2020足とおあとがよろしいようで。
日本の伝統技術をデザインに採用
隈 研吾氏の建築にも多用されるやたら編み。竹ひごを使った日本の伝統技法で、かご作りなどに使われる。
“アミ”隠し
エネルギー消費を従来の約5分の1削減したランシュー、メタライドを隈 研吾氏がアレンジ。ミッドソールはクッション性に優れたセルロースナノファイバー。全世界で2020足限定。2019年12月20日発売。3万6000円。
(問)アシックスジャパン お客様相談室
☎ 0120-068-806
https://www.asics.com/jp/
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年2月号の記事を再構成]写真/工藤 恒(アルフォース) 文/押条良太(押条事務所)