特集・連載
アンダー10万円でオーバー一生モノが見つかる! ロングライフ傑作チェア四天王
長~く使えるA級リビングモノ傑作選 日本は世界一の長寿国。平均寿命は延び、今や人生100年時代! 最も長~い時間を過ごすであろう“住”空間の見直しは不可避となりました。ってことで、永久に使いたくなるA級モノを積極果敢に取り込みましょ。 この記事は特集・連載「長~く使えるA級リビングモノ傑作選」#08です。
3代にわたって長~く付き合える傑作チェアなら投資価値は十分! こちらの4作なら、使う楽しみもひとしおです!
腰にメッチャ優しい和製ローチェア
Tendo[天童木工]
低座イス
“和室に溶け込み、くつろげるイス”として1960年に誕生。高さ29cmの座面がキモで、足を投げ出しても心地よく、年配の人でも立ち上がりやすく腰にも優しい。広い座面はあぐらをかくにも最適だ。20世紀の日本建築界を代表する建築家・坂倉準三率いる、坂倉準三建築研究所作。W55×H65×D68.3cm。7万1000円~。(天童木工)
足を投げ出しても快適な匠の設計
Tendo(天童木工)
海軍の潜水艦で重宝された質実剛健チェア
EMECO[エメコ]
ネイビーチェア
米海軍の潜水艦や船で使われたネイビーチェア。アルミニウム製で非常に軽く、そのタフさゆえ戦時中は名脇役として名を馳せた。まさに3世代にわたって使える、over一生モノだ。戦後はアルマーニなどが愛用し、精悍なデザインも脚光を浴びている。作者は不明。W39×H86×D50cm。9万8000円。(ロイヤルファニチャーコレクション)
非常に軽くてタフなミリタリースペック
emeco(エメコ)
合板チェアの盲点木目調ならエイジングを味わえる
FRITZ HANSEN[フリッツ・ハンセン]
セブンチェア
北欧の巨匠、アルネ・ヤコブセンがデザインした永世定番チェア。丈夫でスタッキングも可能と実用性の高さも申し分なし! 末長く使えるうえ、あえて合板の木目調を活かしたナチュラルカラーを選べば、座ったぶんだけ味わい深いエイジングを楽しむことができる。W50×H82×D52cm。5万4000円~。(フリッツ・ハンセン青山本店)
合板ならではの美しい曲線美
Fritz Hansen(フリッツ・ハンセン)
血流を滞らせない“半”ロッキングチェア
Vitra[ヴィトラ]
ティプ トン
前脚の先端を傾斜させ、前傾姿勢をとると9度傾く、半ロッキングのような機能を実現。体が前傾すると血液の循環が促され、集中力が高まるという検証結果も。一体成型のポリプロピレン製で、軽量で耐久性があり、コスパも◎。デザイナーはエドワード・バーバー&ジェイ・オズガビー。W50.9×H78.6×D55.5cm。3万円。(ヴィトラ)
体が前傾することで血流を促進。集中力もUP
vitra.(ヴィトラ)
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。