特集・連載
サーロイン、リブロース、etc…ビーフを知る肉の解体新書
ステキな手抜きごはん 一日に3度(あるいはもっと多く/少なく)、現代人と切っても切り離せない=食べること。食も傑作モノに頼り、ベターでベストなライフを今、味わわずして、いつ味わう! この記事は特集・連載「ステキな手抜きごはん」#05です。
人類は狩猟民族として命を紡いできた……からかどうかは諸説あるかもだけど、オトコにとって肉はグルメの絶対的王道。知ってるようで知らないポイントを学んで、マネて、お気軽&お手軽なウマみを発見すべし!
部位を知ってもっとおいしく食す!!
“違いがわかる男”になるための肉の解体新書
肉の王様といえばビーフ、つまり牛の肉でしょう。マグロ以上に部位が細かく分かれ、焼肉にいたってはとても全部は覚えられないかも。
まぁ年齢的に焼肉がキツくて……てな人も少なくなさそうなので、ここではステーキの話を。焼肉なら断然国産がいいけど、厚みのある肉をジュージュー焼き上げるなら、大国アメリカンビーフを選ぶのもオススメの選択肢。
赤身のウマさにこだわっているし、ステキなサシが適度に入っているのも魅力的♡ しかも意外と知られてないのが、牛の種類、成熟度、サシの入り具合、性別等を基準に等級分けされているので何かと安心。
名店のオリジナルソースを使えば、いつまでも変わらぬ肉食欲を、君に届けてくれるでしょう。モウ~たまらん♪
【ビーフの代表的な部位】
モウ~ちゃんと覚えてね~
サーロイン:リブロースとランプの間にある腰上の柔らかい部分。きめ細かい上質な脂の旨みが◎。
ランプ:臀部、すなわちモモ~お尻の肉。焼肉で言うところのイチボもこのあたり。ランイチとも。
カタロース:背骨の両側に沿ってついているロース。肉質、脂質ともバランスよく、牛肉らしい味わい。
リブロース:カタロースに連なっており、脂肪が多く、霜降りになりやすい柔らかな肉質。風味もいい。
フィレ:腰を中心に背骨の腹側についている肉。脂やスジが少なく、もっとも柔らかくてあっさり。
ステーキの豆知識
和牛とは牛の品種であり、日本在来種が改良されて霜降りが味わえる肉質になっている。国産牛は日本国内で3か月以上肥育された牛。
サーロインは英国王が命名?
霜降りがあって旨みの強い、ステーキ用肉の王様。あまりのおいしさに英国王から「Sir」(サー)の称号を贈られたことが由来だ。
シャトーブリアンは政治家の名前?
牛フィレ肉の中心部にある、最高級の赤身肉。部位名は18~19世紀に活躍したフランスの政治家シャトーブリアンから取られている。
国産もいいけど……負けず劣らずなプライムビーフも◎
国産牛は A4、A5などといった格付けで知られるが、アメリカンビーフも米国農務省による格付けが導入されている。プライムビーフはその最上級。トウモロコシなどの穀物飼料100%ゆえの風味が◎。
いざ! トニーローマのソースで作ってみた!
実践!! ビーフをちゃ~んと知ったうえで…
名店ソースでステーキを食す!
肉の質と部位にこだわったら、最後の決め手はソースっしょ。名店のオリジナルソースで食せばギュギュッとランクアップ間違いなし。
[トニーローマ]
オリジナルBBQソース
アメリカの味バーベキューリブを世界中に広めたトニーローマのオリジナルソースは、日本では西友とサニー限定で販売中。トマトをベースに独自のスパイスをブレンドした最もベーシックな中辛ソース。485g。497円。(西友)
[人形町今半]
あまから醤油ステーキたれ
すき焼き&ステーキ丼が名物である人形町今半のオリジナルは、本みりんをふんだんに使用して、味と香りそしてコクにこだわった和風ステーキたれ。ステーキ丼の味をそのまま自宅で再現できる。250g。478円。(人形町今半)
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。