特集・連載
銀座 伊東屋の隠れ名品はオリジナルブランドにあった…!
結局得する新・一点豪華主義 「え!? これがこの値段?」。ここ数年、安くていいモノが本当に増えました。一方で、それに慣れてきて無意識に“安いこと”が買い物の条件になっていませんか? そこでオススメしたい選びのポイントが一点豪華主義。多少値が張ろうが張るまいが「これはイイ!」と思える今の時代の“新しいリッチ”をお届けします! この記事は特集・連載「結局得する新・一点豪華主義」#06です。
握ってアレ? 書いてナルホド! 書きやすさ抜群の高重心ボールペン
“文房具店のオリジナル”は盲点だった
“書いた瞬間に違いがわかる!”なんて謳い文句、筆記具では定番ですね。だけど、このボールペンは握った時点で違いを実感できます。
というのもコチラ、ペン先に対してクリップ下のあたりがズッシリ。最初は不安定に感じつつ、実際に字を書いてみるとこの重心バランスによってスラスラ筆が走る、走る!
なんとも流麗な書き味のこのペン、じつは1世紀以上の歴史を持つ名店、銀座 伊東屋のオリジナルブランドなんです。
欧米の傑作に引けをとらないこんな良品が日本の文房具店にあった、というのがなんとも面白いじゃないですか。
その起源は大正3年!
“書くこと”を追求する文房具専門店のオリジナル
ROMEO[ロメオ]
No.3ボールペン
大正3年生まれの万年筆をベースに、2009年に開発。アクリル樹脂のペン軸は型に流し込まず、一本の棒を削り出して成形することで美しい形状に。低粘度の油性インクを使った滑らかな筆致と切れ味のよさも◎。太軸/8500円。細軸/ 7500円。(以上、銀座 伊東屋)
マジメに見えてさりげない洒落っ気も
回転繰り出し式のこのボールペン、回す天冠部分は時計のリューズをイメージしたデザインで遊び心たっぷり。大切な時間をこのペンと、というメッセージなんだとか。ロマンチック!
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。