特集・連載
“飾れる” “語れる”音T♪ラバー
俺の捨てられないTシャツストーリー Tシャツは自らの写し鏡。愛したTシャツを見ればその人の人生まで透けて見えてくる! ってことでここでは業界屈指の服好きたちに、ど~しても捨てられないTシャツと、そこに秘められた逸話を取材しました。 この記事は特集・連載「俺の捨てられないTシャツストーリー」#07です。
音楽Tシャツが捨てられないのは、アーティストへの愛が語れるのもそうだけど、洒落たデザインが多く飾りたいのも理由のひとつ。業界屈指の音Tラバーの生声をお聞きあれ♪
バンド全員フィーチャーしたドアーズTは地味にレア!
ザ・ドアーズ
ハンクス PR プレス
寺井仁宣さん
定期的に音楽Tを探しているのですが、このバンドに限っては気に入るモノが出てこない。ですが、10年前に発見したコレは、バンド全員の顔がフロントにドンとデザイン。メンバーが揃っているデザインで、ここまでバランスがいいプリントは探すのが難しいです。
NYデザイナーとの商談を繋いでくれた恩T
ザ・スミス
メイデンカンパニー バイヤー
牧野真也さん
買いの決め手はデザインとビッグサイズ。ですが、このTシャツを着てNYに居るザ・スミスオタクのデザイナーと出会い、その瞬間から意気投合。それもあり商談が成立し、お店での取引がスタートしました。この一枚が、僕らの架け橋的な存在になってくれて感謝。
デザインが秀逸すぎてグラフィックの参考にしています(苦笑)
ミスフィッツ
レミ レリーフ デザイナー
後藤 豊さん
バンドTは、デザインやグラフィックが好きで購入するのがほとんど。その中でも、ミスフィッツはデザインがカッコよすぎて捨てられません。正直コレを参考に自分のブランドのTシャツのイメージソースにもしていますし、この機会にまた着たくなりましたね!
陰キャラ卒業の記念碑T
エントゥームド
アクメファニチャー スタッフ
阿曽沼 元さん
二十数年前、服は親が買ってきたものを着て、趣味はゲーム、マンガ、ヘビメタ好きのオタク気質だった自分を変えた一枚。大胆なアートワークに目を惹かれ、なけなしのお小遣いを握りしめ自分の意思で購入。そこから洋服への好奇心が生まれ、陰キャラ卒業できました。
ジャケ買いの教科書
ニール・ヤング
ラコタ 営業
櫻内寿紀さん
ぶっちゃけた話、彼のことはまったく知らず、初めてジャケ買いした記念T(笑)。そこからこの人はどんな人なのかと調べていくにつれて、彼の音楽を聴くようになり好きになっていきました。それより今では当時の価格の10倍になっていて、目の付け所がよかった。
勘違いから生まれた偉人リスペクト
サンタナ
チャオパニック スタッフ
廣澤 亮さん
パッとデザインを見て、クイーンと思って購入したら、実はサンタナということが発覚(汗)。でもそこから彼のことを根掘り葉掘り調べまくったら好きになり、今では彼の大ファンに。浅はかな知識だけで買いましたが、音楽を好きになる理由を作ってくれました。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。