特集・連載
一夜漬けで覚えて一晩で落とせる! 女子に一目置かれるワイン講座
週末LIFE向上バイブル 月曜から金曜までガッツリ働いて、やっと迎えた週末。遠出して遊びた~い!けど、仕事疲れが抜けずダラダラしちゃった……なんて人も多いんじゃない? 本特集では、“普通の休日”を100倍ワクワクさせるモノ選び&テクを伝授します! 面倒なコトは一切なし! ラクして楽しい週末マスターになれることを断固保証します♪ この記事は特集・連載「週末LIFE向上バイブル」#14です。
レストランやワインバーに行ったとき、どんな点に気をつければ美味しいワインにありつけ、一緒に行く女子にも一目置かれるのか。ソコんとこを気鋭のソムリエが緊急レクチャー。近々デートの予定があるなら必読です。
「自然派orオレンジワインを頼む男性は、なかなかセンスよく見えますよ」
ーレストラン ジュリア オーナーソムリエ 本橋健一郎さん・談
まず言いたいのが、ワインについて妙な知ったかぶりをしないこと(笑)。詳しくなくてもいいんです。オーダーする際に「おすすめは?」とボクらにシンプルに聞いてくれれば、お客様の好みや料理と照らし合わせながら適切なものをおすすめしますから。
とはいえ、自分の好みを言葉で正確に伝えるのはなかなか難しいもの。だからどこかで美味しいワインに出会ったら、ラベルをスマホで撮っておくといいですよ。その写真を見せて「こういうワインが好み」と伝えてくれれば、ボクらとしてもイメージがつかみやすい。
もちろん予算を伝えるのも大事。口に出す必要はないんです。ワインリストに値段が書いてありますから、予算に見合うあたりを指で示し、「このへんのクラスで」と言えば傍目にもスマートです。
そのうえで女性に“デキるな”と思わせたいなら、今トレンドの“自然派ワイン”を指名されてもいいでしょう。要は昔ながらの製法を守り、無農薬・減農薬で造られたワインです。
それで味が今ひとつだったら意味がありませんが、ここ10年で劇的に美味しいものが流通。意識の高い女性のお相手をするときは絶好だと思います。
ワインの第4の色みを試してもいいですね。じつはワインには赤、白、ロゼのほかにもうひとつの色があり、それが今流行りの“オレンジワイン”。
ロゼが黒ブドウを使って白ワインの造り方をするのに対し、これは白ブドウを使って赤の造り方をしたもの。見た目も綺麗だし、多くがカクテル感覚で飲めるため、ワインがあまり得意じゃない女性にも好まれますよ。
もちろん、お店ではレディファーストに徹しましょう。たまにワインを女性に注いでもらっている人を見かけますが、絶対NG。お酌文化の日本だからこその誤解で、海外ではありえません。
誤解と言えば、味がよくなるからとグラスをグルグル回し続けるのもよくない。見た目に落ち着きませんし、かえって酸化がすすんでワインの味も落ちる。正直ウンチクをひけらかす男性よりも、こういう基本的なマナーを知り、実践してる人のほうがボクらとしてもカッコよく思うし、結果モテるはずですよ。
おすすめワイン
フジマル醸造所の橙
東京・清澄のワイナリーが手掛けたオレンジワイン。自然なガス感と苦みが魅力。実勢価格2500円前後。(清澄白河フジマル醸造所)
マルセル・ラピエールのレザン ゴーロワ
自然派ワインの礎を築いた故・マルセル・ラピエール氏の長男による一本は入門に最適。実勢価格3000円前後。(野村ユニソン)
週末ワインを楽しむならココ!
「restaurant JULIA」
日本では数少ない、イノベーティブモダンアメリカンレストラン。もともと東京・恵比寿に店舗があったが、NYで武者修業するため2018年12月に突如閉店。今年6月末、東京・外苑前にパワーアップして再オープン!
住所/東京都渋谷区神宮前3-1-25 1F 営業時間/18:00~22:00 定休日/火曜 完全予約制。6月末オープン
レストラン ジュリア オーナーソムリエ
本橋健一郎
アパレルを経て、飲食業界に転身。ホテルやレストランなどでソムリエとして20年以上経験を積む。建築士の資格も持ち、ホテルやレストランのプロデュースやリノベーションも手掛ける。
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年8月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。