ネイティブアクセは基本の技法と起源を知ることで、作品を観る目も鍛えられるもの。あやふやな人もサクッとおさらいしましょう!

技法その【1】スタンプ

スタンプ技法 イラスト画

ナバホ族由来のネイティブアクセのもっとも原始的な装飾。紋様を刻んだたがねをシルバーに打ち付けてデザインする。深くて力強い、繊細でキレイなど、作家ごとに特徴がある。

スタンプ技法アクセサリー

技法その【2】インレイ

インレイ技法

ズニ族が得意とする、石や珊瑚などを細かくカットしてジュエリーにセットする技術。繊細で根気を要する。メキシコのアステカ文明の遺跡にも類似した技法が見られたとか。

インレイ アクセサリー

技法その【3】オーバーレイ

オーバーレイ技法

2枚のシルバープレートを重ねる技法。上のプレートはデザインを描いて糸鋸で切り抜く。下のプレートは図案を浮かび上がらせるため酸化させ黒くする。1947年頃ホピ族が考案。

オーバーレイ アクセサリー

【起源】ネイティブアクセサリーの祖の一人
ナバホ族のスレンダー・メーカー・オブ・シルバー

19世紀中頃に、入植者のスペイン人やターコイズを身に着ける習慣があったメキシコ人との交流により、銀細工を学んだとされるナバホ族。最初の作家の一人として記録されているのが、スレンダー・メーカー・オブ・シルバーだ。

彼から親族へ、そしてズニ族やホピ族など他の部族へと徐々に技術が伝承され、ネイティブアクセは発展していったといわれる。現在でもスタンプワークが基本で、アクセはバングルを制作することがベーシックだ。
 
※表示価格は税抜き


[ビギン2019年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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