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お値打ちモノグラム ナイジェル・ケーボンの’40年代ワーククルー&ヘンリーネックショートスリーブ

作り手の熱い思いが詰まることで生まれた、価格以上の価値があるいいもの、つまり「お値打ちモノ」。ここでは編集部が足と口コミで見つけてきた「お値打ちモノ」の数々をシェアします!
 
NIGEL CABOURN ナイジェル・ケーボンの’40年代ワーククルー&ヘンリーネックショートスリーブ

ナイジェル・ケーボン
’40年代ワーククルー&ヘンリーネックショートスリーブ

しっかりとした質感が特徴のオープンエンド紡績糸を使用し、裏毛のない技法で編み込まれたドライなカットソー。生地は厚いが肌離れがよく、着込むほどに体に馴染む男のTシャツだ。

ヘンリーネックTシャツ1万4000円、クルーネックポケットTシャツ1万2000円。
 

ビギン編集部イチカワ

なんやかんや一枚で着たくなるのは、こういう男らしいハードなTシャツでしょ?

Tシャツ界も機能素材ブームの真っ只中。

このナイジェル~のTシャツも上で説明するようにさまざまな仕様が盛り込まれていますが、そこはナイジェル、それらはすべて基本的にヴィンテージにインスパイアされた、その時代からある仕様というのがポイントです。

生地は16番手と20番手を組み合わせたオープンエンド紡績糸。空気の力で紡ぐため糸内に適度な空間があり、サラリとしたドライ感を生み出します。

ネックラインは丈夫な編みを、袖口は多少の伸縮性を持つ編みを採用していますが、これらもミリタリーウェア等に見られる仕様。なんせ元ネタが’40年代のヘンリーネックTシャツですから。

一方で袖はフリーダムスリーブで、かつ往時とは違う肩下がりをつけて着やすさにしっかり配慮しています。

つまり言いたいのはこういうこと。軟弱な機能素材T(←失礼)じゃあ飽き足らない男たち、今夏はナイジェル御大の質実剛健Tシャツを手に取ろうぜ!
 

♯元ネタとなった’40年代のモデル

ナイジェル・ケーボン 元ネタとなった’40年代のモデル

古着好きにはお馴染みのテイストを、現代にリボーンさせたのが今回のTシャツ。当時の裁断・縫製技術の兼ね合いで、袖部分が直線的に付けられているのが味に。

♯衿元はタック編み

衿元はタック編み

伸びたり型崩れ等が起こりにくいタック編みを採用。ボディは経年変化で味が増すけど、それも長年着込めるディテールが組み合わさってこそ。さすがナイジェル・ケーボンだ。

♯袖口は片畦編み

袖口は片畦編み

衿元とは逆に、着心地を考慮してあえて多少伸縮性が生まれるよう片畦編みを採用。ミリタリーアイテムでも多用される手法で、これにより袖先が少しすぼまった独特のフォルムに。
 

♯ゆったりシルエット ♯肉厚で頑丈 ♯衿&袖に注目

(問)アウターリミッツ
☎ 03-5413-6957
http://www.cabourn.jp/
 

※表示価格は税抜き


[ビギン2019年8月号の記事を再構成]写真/上野 敦(プルミエジュアン) 文/礒村真介

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