「アーロン・アンダーソン」「アート・タホヤ」~ネイティブアクセの巨匠たち(1)

男ゴコロにビンビン響く 唯一無二の立体フォルム

アーロン・アンダーソン バングル
右/バングル9万8000円(ロングブランチ)、左/バングル9万8000円(ビームス プラス 原宿)

Aaron Anderson

名前:アーロン・アンダーソン
部族:ナバホ族

砂石に手彫りで型をとるナバホ族の伝統技法・トゥファキャストの達人。作品はスタンプワークとはひと味違う立体感あふれるフォルムが特徴だ。パンクロッカーでもあり、デザインにも男気あふれるロックテイストが漂う。

ホールマーク:

得意技:トゥファキャスト
砂石の隆起によってシルバー表面がザラつき、独特の黒ずみが生まれる。ちなみに1つの型で作れるのは2点ほど。希少性もまた魅力だ。


手彫りによるトゥファキャスト

 

型の使い回しができないからレア度も抜群!

①溶かしたシルバーをキャストに流し込む ②熱を冷ました後シルバーを取り出す ③象ったシルバーを丁寧に削っていく


立体感と味のある黒ずみが持ち味

 

まるで絵画のような緻密なスタンプワーク


右/バングル7万円、左/バングル8万円(ロングブランチ)

Art Tafoya

名前:アート・タホヤ
部族:ヤクイ族

スペイン人の血を引くヤクイ族の大ベテラン。20世紀初頭のナバホ族の名工フレッド・ペシュラカイ氏の研究家として知られ、氏の作品を彷彿させるスタンプワークを得意とする。

ホールマーク:

得意技:ペシュラカイスタンプ
 

レジェンドから学んだ芸術的なスタンプワーク


礎を築いたフレッド・ペシュラカイ氏

 
※表示価格は税抜き


[ビギン2019年7月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。