特集・連載
スウェット一枚でも地味に見えない秘密はクレイジーにあり!
普通好きのための普通に見える普通じゃないベーシック 無難=気取らず着られる服。その2大定番といえばやっぱりスウェット&デニムでしょう。両分野のトップブランドには、見た目は普通なのに普通じゃない魅力を秘めた秀作がズラリ。“普通”の中に各社の個性が覗く普通好きのためのスウェット&デニムを探ります。 この記事は特集・連載「普通好きのための普通に見える普通じゃないベーシック」#05です。
日本の知恵と技術を結集して40年以上にわたりヴィンテージを追求
1985年のブランド誕生間もない頃から展開しているバーンズ アウトフィッターズの看板スウェットに、リアルなヴィンテージと見紛う色のコントラストをつけた一着。
ですが、もちろんユーズドではなく、身生地とリブ部分を濃度を変えて別々に染色し、縫製後に洗いをかける、という手間のかかる生産過程を経ることで表れたもの。
形自体はベーシックで着回しやすいけど、このクレイジーにも見える褪せ感のおかげで、一枚で着ても簡素に見えないんです。
「色褪せがクレイジー」が普通じゃない!
BARNS OUTFITTERS
バーンズ アウトフィッターズのクルースウェット
旧式の小寸編み機で編んだ丸胴生地を、日本で数台しか稼働していない’50~’60年代のユニオンスペシャル社製ミシンで縫製し、ヴィンテージな佇まいに。9800円(バーンズ下北沢店)
長めの袖リブもナチュラルに褪色
首リブと前後両サイドのV字ガゼットも褪せ~♪
バーンズ アウトフィッターズ(BARNS OUTFITTERS)
※表示価格は税抜き
[ビギン2019年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。