特集・連載
“元祖タテ落ち”するのは、最後のコーンミルズ社製「リーバイス501」だけ!
今買うべき育てる<新>一生モノ 一生モノ候補には定番が多いけど、何気に今買っておかないと後悔必至の品々が存在します。そんな一生モノの手入れの基本や育て方のコツを達人に伝授していただきました。自分だけの傑作へ、耳寄り情報を押さえましょう。 この記事は特集・連載「今買うべき育てる<新>一生モノ」#02です。
リアルなプライスで育てるラスト!?チャンス
今買わないと後悔といえば、まずはこれ。’17年末にリーバイスのデニムを織り続けた、コーンミルズ社ホワイトオーク工場が閉鎖しました。つまり今売られてる、コーンデニムの501が最後のモデルかも……。
しかもちゃんと赤耳セルビッジデニム、縫製まで米国製。1万円台でこのクオリティに手が届くってスゴイですよね!?
それに昔ながらのリーバイスの色落ち=ホワイトオーク謹製デニムなわけですから、育てるのに万全を期したい。そこでベルベルジンの藤原さんに、後悔しない色落ち術を聞きました。
Levi’s®
リーバイス®の501®
最後!?かもしれない、ホワイトオーク工場製コーンデニムを使った501。もちろん赤耳付きセルビッジで、縫製まで全工程がメイド・イン・USA。今後の枯渇は火を見るより明らかなので、後悔する前に入手を! 1万6000円。(リーバイ・ストラウス ジャパン)
キャプテン サンシャインのブルゾン4万円、同カットソー1万円(キャプテン サンシャイン) ケレンのシャツ1万3800円(ケレン) パラブーツのシューズ6万5000円(パラブーツ青山店)
「MADE FROM WHITE OAK CONE DENIM」はコーンミルズ社ホワイトオーク工場謹製の証
“元祖タテ落ち”はインディゴサバイバーになって育てます。
ベルベルジン本店 店長 藤原さん
「まずは糊とともに折りジワを落としてから再度、糊づけをします。その後は極力水を通さず穿き続ける。硬いデニムにシワを植え付けるわけです。
そうするとシワのインディゴが剥がれてきて白いアタリが出ます。ちなみに僕が穿いているのは、デッドからおろした66モデルを1年穿いたものです」(藤原さん)。
タテ落ちのお手本! 通称“ヒゲ”(写真は66モデル)
立体感あるヒゲをはじめ、“元祖色落ち”なバキっとした濃淡が表れ始めてますね!
「そうなんです。この濃淡はアタリ以外のインディゴを残すことがキモ。そして洗濯に色落ち防止剤入りの洗剤を使えば、濃紺をキープしながら、ヴィンテージ顔のアタリも育っていく。ホワイトオーク最後の501なら、試す価値はあると思います」(藤原さん)。