今、買わないと二度と買えない！昭和サイズの本気復刻時計　10傑物語

往年のデザインを最新の技術で使い勝手よく甦らせてくれるのが、復刻時計の魅力のひとつ。ですが、ほとんどの復刻時計はここ数年のトレンドに合わせてか、当時のモデルよりもサイズがややデカめ。まぁ、それも悪くはないものの、やっぱり当時のモデルと比較すると、味が薄まっているというか、大作りというか!?!?

ところが最近、サイズまでオリジナルに寄せた本気復刻モデルが続々と登場してきているんです。

本気復刻モデルとは、いわば古きよき昭和の時代に愛でられていた時計。サイズ感まで当時とほぼ一緒とくれば、コレはもう時計好きには堪りません！　小ぶりな時計はスーツの袖口にも収まりがいいし、“バングルと重ね着け”みたいなカジュアルコーデとも相性◎。服好きにもオススメなんですね♪

しかも、時計のトレンドを常にフォローしてきたビギンが過去20年の誌面を調査＆検証したところ、今年は径40mmを切る時計が定番化しそう（!?）との結論に！　というわけで、今年ビギンが推したい「昭和サイズの復刻時計」を選りすぐってご紹介しちゃいます。

ロンジン
ロンジンレジェンドダイバー

深海探査に対する人類の夢と情熱が一気に高まった20世紀半ば、潜水艇に計測機器を提供するなど深海探査プロジェクトに数多く参加していたロンジンが、1960年に発表した1本のダイバーズウオッチ。

ドーム型の風防や潜水の残時間を瞬時に把握できるダイヤル内部の回転ディスク、ケースバックを飾るダイバーの刻印などで特徴づけられるこのモデルをオリジナルに、当時のデザインを忠実に再現したのがコチラ、復刻モデルの「ロンジンレジェンドダイバー」なんです！

2007年の初登場時は径42mmだけでしたが、近年オリジナルと同じ径36mmが投入されました。外観は当時のままですが、中身は最新技術を採用したハイパフォーマンス仕様。自動巻き。日付表示。SSケース。レザーストラップ。25万4000円。（問）ロンジン　TEL.03-6254-7351

ローマ・オリンピック開催。ソニーから世界初となるトランジスタ・テレビが発売される。巨人軍のピッチャーだった馬場正平（ジャイアント馬場）がプロレスに転向。力道山がブラジルで猪木寛至（アントニオ猪木）をスカウトする。

第二次世界大戦の最中、優れた防水性や高い精度が評価され、英国国防省に11万個以上の時計を提供していたオメガ。戦後、耐久性と信頼性を保ったまま民生向けにデザインを一新。洗練度を増して登場したのが、1948年発表の「シーマスター」でした。

「シーマスター 1948 マスタークロノメーター」とは、そんな「シーマスター」の誕生から70年目にあたる2018年に発表された復刻モデルというわけ。オリジナルとなる戦後モデルのデザインが見事に再現されています！

COSC認定クロノメーターに加え、スイス連邦計量・認定局（METAS）によるマスタークロノメーターも取得。ケース径38mm。自動巻き。SSケース。レザーストラップ。60m防水。世界限定1948本。74万円。（問）オメガお客様センター　TEL.03-5952-4400

ロンドン・オリンピック開催（日本は不参加）。日本でサマータイムが実施される（1952年に廃止）。絆創膏を製造していたニチバンが日本初となるセロハンテープを発売。黒澤明監督の映画『酔いどれ天使』が封切られる。

1962年にラドーが発表した、見るからに堅牢なダイバーズウォッチ。それはケースに厚手のクリスタルを用いることで、720フィート（約220m）対応という、当時としては破格ともいえる防水性能を達成した本格モデルでした。

ラドーの歴史の中でも特筆すべきこのダイバーズウォッチをオリジナルに、細部に至るまで当時のデザインを丁寧に再現したのが、この「ラドーキャプテンクックマークⅡ」なんです。

パワーリザーブ80時間を誇る新ムーブメントを採用。60分までの経過時間が計測できる回転ベゼルも装備。ケースサイズ40.6×37mm。自動巻き。SSケース&ブレスレット。22気圧防水。限定1962本。23万円。（問）ラドー／スウォッチ　グループ　ジャパン　TEL.03-6254-7330

ビートルズが「ラブ・ミー・ドゥー」でレコード・デビュー。堀江謙一さんがヨット「マーメイド号」で太平洋単独横断に成功。東京都の人口が1000万人を突破。週刊少年サンデーで赤塚不二夫の「おそ松くん」の連載が始まる。

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