特集・連載
加水分解なんて恐くない! スニーカーを長く履く最良の最新がここに
常識を変える<新>一生モノ 一生モノを「考えられた良質素材」「時代を超えて通用する恒久デザイン」「手が届く適正価格」という3つの新基準で選ぶと、思いも寄らぬ魅力を備えたアイテムが見えてきます。というわけで、常識を変える<新>一生モノにフォーカス!! この記事は特集・連載「常識を変える<新>一生モノ」#02です。
ニューバランスの定番ロットはもちろんサイコーだけど、現行ロットには、また違った快適がある
EVAをポリウレタンに封入する「エンキャップ」ミッドソールを初めて搭載したニューバランスのM1300は、1985年誕生のレジェンドにして今なおNB好きの最定番。
雲上と称される履き心地を誇る反面、いずれポリウレタンが加水分解してしまうという弱点はもはやご愛敬ですが、もしアナタが履き心地と寿命はトレードオフだと信じているなら、もったいない考えをしています。
いや、確かに1300なり576なり、エンキャップ搭載の名作の履き心地は間違いありません。でももっと新しい別のソールを搭載したモデルには、当然また違った快適があるのです。
たとえば「レブライト」ソールは、軽量性が段違い! 厚めにこれを用いた現行のX-90はクッション性も高く、その魅力を最大限に味わえるモデルといえます。加えて素材がEVAのため加水分解もナシ。長く履くなら、最新が最良なのです。
加水分解ってなに?
化合物が水と反応することによって分子が分解する反応のこと。スニーカーのソールがベロッと剥がれたり、ボロボロになったりするのは、この加水分解が原因かも。
2トーンカラーでストリートに映える
NEW BALANCE
ニューバランスのX-90
1982年登場のM990を皮切りに、多くの名作を生んだ900番台。そのディテールを再構築し、’90年代テイスト薫る一足に仕上げたのがX-90。自然な蹴り出しを促す前傾フォルムには、背が高く見える効果も期待できる♡ 各1万8000円。(ニューバランス ジャパンお客様相談室)
長く履くには最新が最良だ
ランニングからライフスタイルまで、近年多彩なモデルに搭載されているレブライトソールは、確かなクッション性を備えつつ、驚異的な軽さを実現したミッドソール。素材がEVAのため、加水分解がないのも特徴だ。
990シリーズ伝統の小“N”ロゴ
歴代の990番台シリーズから美味しいディテールをフィーチャーしたモデルだけあって、ブランドロゴは小“N”を採用。2トーンアッパーのカラーリングと合わさって、非常にスポーティな雰囲気を持っている。
バツグンの履きやすさでスポーティルックにOK
スニーカー黄金期の’90年代に見られたレトロフューチャーな趣が薫るのも、X-90の持ち味。脱力した休日カジュアルのアクセントにも、効果てきめんだ。
ニルマンスのブルゾン4万8000円、オークランド サーフクラブのカットソー7000円(以上、ハンドイントゥリーショールーム)リサウンド クロージングのパンツ2万2000円(リサウンド クロージング)
アウトソールはすべてイチから設計を見直し、クッション性と安定性、また見た目もボリュームのあるデザインとなっている。
[ビギン2019年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。