クライミングパンツはブルース・リーが生んだ!? 学べるパンツ4選

どれにしよう・・・・・・と迷ったとき、語れるウンチクがあるモノを手に取ってしまうのは男の性ってもん! ファッションにおいても日々のワードローブの根幹を成す定番にこそ、語りどころのあるアイテムをチョイスしたいですよね。ってことで今回は、アウトドアやミリタリーワークを出自とする“ワケあり”なデザインが肝となるパンツをピックアップ! コレ知ってる?と進んで自慢したくなるウンチクが盛りだくさんです!

 

 

クライミングパンツ
「ブルース・リーの“一蹴り”由来」

クライミングパンツの先駆けといえば、大定番のグラミチですよね。クライミングと名は付いていえども、もはや街中で見かけない日はないほどシティユースが浸透した模様。ですがコレ、じつは「カンフー」が元ネタって知ってました? クライミングとはなんら関係なさそうですが、創業者のマイク・グラハム氏がブルース・リーが見事な開脚で蹴り技を決める映画のワンシーンにインスパイアされ、後にグラミチの代名詞となるディテール、180度開脚できるガゼットクロッチを考案したんですって。
そんな“一蹴り”のDNAをもつ本作は、ウール混の生地を使用し、2つのベルトループを備えることでウェビングベルトを垂らさず品よく穿くことも可能。新たに仲間入りした今季注目のグレンチェック柄も、コーディネートに取り入れるだけで洒落度が格段にアップしますよ!

GRAMICCI[グラミチ]/1万2744円。 >>もっと画像を見る

 

コックパンツ
「元祖イージーパンツ!?」

軍モノでも見かけるコックパンツ。その名の通り厨房にいるコックさんが穿くように作られたワークパンツなんです。厨房内での動きやすさを重視して作られているため、太めのシルエットにウエストはゴム仕様となっているのが特徴的。つまり、昨今人気のイージーパンツってワケです。そんなザ・快適パンツをヒントに作られたマナスタッシュのアイテムは、温かみのあるコーデュロイ素材を使用。コックパンツには千鳥格子やストライプ柄を配した軽めのコットン地が多いなか、重厚感のあるコーデュロイ素材は新鮮! 穿くだけで男らしいコクが増し増しです!

MANASTASH[マナスタッシュ]/1万1800円。 >>もっと画像を見る

 

ベイカーパンツ
「パン職人も“楽パン”主義だった!?」

ここ最近のファッションシーンで、じわじわと人気が高まっているのがベイカーパンツ。語原はベイカー=パン職人たちがよく穿いていたこととされていますが、もとはファティーグパンツやユーティリティパンツなどといった軍の非戦闘時の作業用だったそう。特徴的なディテールとしては、フロントやバックに備えつけられた大きめのパッチポケット、フラップポケットがあげられます。さて、こちらは’70年代のペインターデニム風の青味により、クリーンな表情が引き立つカトーのデニムベイカーパンツ。大きめのフロントポケットに丸みを帯びたバックポケットが印象的で、ウエストはドローコードで調節可能でリラックスした穿き心地♪ ウエストの裏地に花柄をあしらうなど見えないところにも遊び心が見え隠れします。程よい太さのストレートシルエットゆえ、スッキリとしたシャツでもボリューム感のあるニットやスウェットでも合わせやすいですよ。

KATO`[カトー]/1万7280円。 >>もっと画像を見る

 

ランチパンツ
「曲線美×ウールが相性抜群♪」

第一次世界大戦頃に男の作業着として普及し始めたデニムですが、もっと女性も穿きやすいようにと考案されたのがランチパンツ。スカートの要領でフロントジップをサイドに変えたデザインや、ややゆとりがあり、女性らしい緩やかな線を描きながらストンと落ちるシルエットが特徴的。「え? じゃあ、男が穿く必要ないじゃん?」と考えるのは早計です。これまたカトーの定番ランチパンツは、そのしなやかな曲線美をパターンにうまく取り入れることで穿くだけで美脚シルエットを実現。一方、実用性を重視してジップはフロントに配置。さらに上品なドレープを生む、柔らかなウールフランネルを採用するなど、カトー流のアレンジが効きまくっています! サラッと穿くだけでニュアンス感溢れるこの一本は、大人の休日スタイルに大活躍すること間違いなしです!

KATO`[カトー]/2万4840円。 >>もっと画像を見る