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作りの“スゴイ!”の理由を知りたくて
GANZOの工房まで行ってみた

見れば見るほど作りのスゴさが見えてきたところで、「これは工房を取材せねば!」と考えた編集部はAJIOKA.さんにお願いし、都内某所の工房を訪ねることに。そこは高級レザーバッグの製作に特化した職人たちのセクションで、現在、若手から超ベテランまで計15名のスタッフで構成。そして「7QS-H」シリーズは、裁断で始まり、革剥きや縫製などを経て、最終仕上げ・検品までの全工程にわたり、ここで製作されているのです。

鞄職人が太鼓判を押す飛騨牛レザーのクオリティ

まず、職人さんが見せてくれたのが飛騨牛レザーのストック。飛騨産和牛の原皮を兵庫県姫路市のタンナーが特別なレシピでなめして仕上げた、ガンゾのエクスクルーシブレザーです。で、この革の魅力について職人さんに聞いてみると、「まず、傷や虫喰いが少ない点です。国産革って傷とかが多いんですが、厳格な管理下で飼育された飛騨牛の皮はそれが少なく、肌目もキレイなんです。また仕上げ乾燥にクオリティはトップグレードの輸入革に引けをとりませんね」と大絶賛。革に精通するプロが太鼓判を押すのだから、この革のクオリティに疑いはなさそうです。

 

GANZOの超レア革製最高級鞄

飛騨牛レザーの元厚は2.5mmほどだが、これをあらかじめ1.8mmに剥いたものがコチラ。この革ならではのしっかりとしたコシ感としなやかさを併せ持ち、しかも肌目が整っているうえ、虫刺されの跡などのキズが少ないといった利点を持つ、極上のエイジングレザーだ。

「7QS-H(ナナキューエスエイチ)」は職人の熟練技から生み出されていた

次に「7QS-H」の製作現場へ。型抜き機や各種ミシンなどさまざまな機械が置かれ、それらを職人が仕上がりなどを確認しつつ、手技で操作しています。しかも製品の品質に大きく寄与する、ガンゾならではのコダワリも随所に! ということで、あいにく全工程ではないのですが、以下、今回取材できたおもな作業を工程順に紹介していきましょう。

製作工程で見る、ココが作りのコダワリだ!

GANZOの超レア革製最高級鞄

大型の裁断機に半裁(成牛革を2分割した革)とオリジナルの抜き型をのせて粗抜き。ガンゾの場合、このあと、表と裏のパーツを張り合わせたうえで、さらに本抜きを施すことで、美しくシャープな切り目のコバにしている。

 

新作リュックのショルダーハーネス用パーツを1.5mm厚にベタ鋤き。ローラーに通すと、内部の刃が革を剥く仕組みだ。

GANZOの超レア革製最高級鞄

繊維が締まった飛騨牛レザーの場合、使用分の銀付きとスプリットにキレイに剥き分けできる。

 

GANZOの超レア革製最高級鞄

コバ剥き機の上部にあるダイヤルで厚みを、スライディングガイドの設定で剥き幅を調整後、パーツを左から右へと手で送るとコバ沿いが剥ける。ショルダーハーネスの場合、本胴取り付け部分で1~1.5mm厚にしている。

GANZOの超レア革製最高級鞄

オリジナルの真鍮製金型を判押し機にセットし、90~100℃に電気加熱してスタンプ。レバーを押し下げる際、余分な力を加えると文字がボケるため、力の塩梅が難しい。なお、ガンゾでは箔を入れない素押しを採用。

GANZOの超レア革製最高級鞄

コロと呼ばれるローラーでコバ塗り。ガンゾの場合、革パーツ全てにこれを施し、目につきやすいパーツでは2~3回の塗り重ねも! しかも通常の約3倍の価格ながら、粒子が細かいためヒビ割れが起きにくい高級塗料を使用。

GANZOの超レア革製最高級鞄

本胴とライニングを縫合したのち、コンパートメント開口部に細革を取り付ける口巻きと呼ばれる作業を行う。ミシンの針受けにラッパと通称されるパーツを装着し、その筒部分に細革を通しながら、一気に縫い付けていく。

GANZOの超レア革製最高級鞄

ハードウェアも全てがジャパンメイドのオリジナル。いずれも見た目シャープ、かつ味わいがある。なお、ジッパーを含む各パーツすべてをYKKが加工・管理しており、それゆえメッキなどの色ブレがないというコダワリようだ。

なんと修理も「7QS-H(ナナキューエスエイチ)」を作った職人自らが!

高い技術力とコダワリで丁寧、かつ頑強に作られた「7QS-H」の製品は、まさに一生モノ。が、使ううちに修理が必要になることもあるでしょう。そこで、その際にはガンゾにお直しを! じつは修理もこの工房にて、鞄作りの職人さんが手掛けているのですね。ゆえに最良の修理が可能で、パーツ交換もオリジナルに。ガンゾはアフターケアも万全体制です!

GANZOの超レア革製最高級鞄

ガンゾ「7QS-H」の製鞄において、主要な工程を担当しているベテラン自らが、その修理も手掛けている。写真は、2本針を使って堅牢なサドルステッチを施し、本胴の破損を修繕している様子。必要とあれば、こうした難度の高い手縫いも駆使しているのだ。

以上、工房取材で「7QS-H」の高い品質の“理由”がよくわかったのだけれど、こうなると今度は、このシリーズの最大のウリである飛騨牛レザーのことが気になる。ということで、次はこの革を深掘りすることに!

さらに飛騨牛レザーの
“スゴイ!”も追求してみた!

飛騨牛タンナー取材〈後編〉はコチラ!

(問)GANZO本店 TEL.03-5774-6830/GANZO六本木店 TEL.03-3408-1703/GANZO大阪店 TEL.06-6120-9977
http://www.ajioka.co.jp

※表示価格は税抜き


写真/田丸瑞穂 構成・文/山田純貴

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