特集・連載
9年モノ!クリーンカンティーン クラシックボトル ご長寿 傑作モノ図鑑 vol.17
ご長寿 傑作モノ図鑑
機能性に優れ、流行にとらわれることなく使うことのできるモノ。長年にわたって使用することで味が出て、さらに愛着が湧いてくるのが傑作品たるゆえんってワケです。そんな持ち主の愛情がにじみ出たご長寿傑作品をご紹介!
この記事は特集・連載「ご長寿 傑作モノ図鑑」#17です。
9年モノ
クラシックボトル
A&F カントリー本店 店長
平戸隆志さん
大手電機メーカーのデジタル機器開発のプログラマーから、アウトドア業界へ転身。加齢とともに身軽になるべく、アウトドア用品を厳選しつつ断捨離中。
「カスタマイズ&エイジングで、
アウトドアギアらしくアップデート」
使い捨てのペットボトルに代わるリユース可能なボトルとして、2004年にアメリカで誕生したクリーンカンティーン。いわゆるステンレスマグなのですが、カンティーン(ハイカー用水筒)という名の通り、アウトドアをバックボーンとするデザインが人気の秘密。現在ではさまざまな用途やサイズなどのバリエーションを展開し、幅広いライフスタイルに対応します。
「シンプルで飽きのこないデザイン、18-8のオールステンレス素材で有害物質を含まない点に惹かれました」という平戸さんが選んだのは、クリーンカンティーンの象徴ともいえるクラシックボトル。オプションパーツの蓋でドイツ・マルキル社のヴィンテージカンティーン風にカスタマイズし、ステッカーチューンでアウトドア仕様に。
山やジム以外に普段も携行しているため、使っているうちにボトルの塗装は剥げ、落としては凹んだり傷が付いたり・・・。そんな日々を繰り返しているうちに、いかにもアウトドアらしいアイテムへ成長しました。交換用のパッキンやパーツもきちんと用意されているため、機能性は新品時と変わらないまま。
「山歩きをしていたとき、ザックのサイドポケットから落ちてしまったようで紛失。しかし約2か月後、知り合いから山で拾ったよという連絡が!」という運命的な再会以来、特にお気に入りのボトルになったそうです。
剥げた塗装や凹んだステンレスが、オレンジという印象的なカラーと相まっていい雰囲気に。自然なエイジングはさらに愛着が湧く大事なポイント。
シリコンで密着するヴィンテージスタイルの蓋は、傷付いたボトルに絶妙にフィット。9年使い続けても、ステンレスの内部はきれいなまま。
現行品はこちら
クラシックボトル 18OZ(左)
インスレート クラシックボトル 18OZ(右)
現行モデルはステンレスのみというクラシックボトルと、二重構造になったインスレートタイプ。
2700円(左)、4000円(右)
(問)A&F カントリー本店
☎03-3209-0750
https://aandf.co.jp/
機能性に優れ、流行にとらわれることなく使うことのできるモノ。長年にわたって使用することで味が出て、さらに愛着が湧いてくるのが傑作品たるゆえんってワケです。そんな持ち主の愛情がにじみ出たご長寿傑作品をご紹介!
写真/武蔵俊介 文/トライアウト