男なら1枚は持っとこ! ノータイスタイルの正解シャツはコレ!!
ビジネススタイルがぐんぐんカジュアル化した結果、オンとオフの境目がずいぶんなくなってきています。ノータイなんて夏に限らず当たり前に。でもだからって「じゃあ、いつものシャツで~」なんて甘く考えてはいけません。一定の上品さを保ちつつ、仕事も休日も両方着回せる、そんなノータイスタイルの正解シャツを教えます!
ノータイスタイルって意外と難しい?
クールビズ推奨と言われていつものシャツでノータイ出勤。BD(ボタンダウン)シャツやカッタウェイシャツなどノータイ向きの衿型シャツならともかく、考えナシにいつものシャツでノータイ……。だらしない首元になっていませんか?
首が楽チンで打ち合わせもリラックス
バンドカラーシャツさえ選べば
ノータイよりドレッシー
そこで、手っ取り早い正解はバンドカラーシャツです。歴史上もっとも古いシャツとされ、帯(=バンド)状の布がついた立ち衿の一種で、ボタンを留めればドレッシーな佇まいに。
オフでの使いやすさは一目瞭然。一枚持っていて損はありません。
朝起きて迷わずオシャレ! ON/OFF見本帳
ON STYLE
首元にヌケ感を出して上品にドレスダウン。上質コットンを用いたシャツだからスーツのインナーに差しても違和感なくまとまります。
アーバンリサーチ テーラーのジャケット2万2000円、同パンツ1万3000円(以上、アーバンリサーチ TOKYO) エナロイドの眼鏡2万8000円、バーウィック×ユニバーサルランゲージ2万8000円(以上、ユニバーサルランゲージ 渋谷店) ベルト、チーフはスタイリスト私物。
OFF STYLE
スマートサイズでOFFはクラッチ感覚で。ショーツスタイルも程よく上品にきまります。前を開ければよりリラックス&カジュアルに。
ワーク ノット ワークのTシャツ6500円(ワーク ノット ワーク アーバン リサーチ KITTE丸の内店) グラミチ×シップス ジェットブルーのショーツ7800円(シップス 渋谷店) サンクのバングル4万5000円(セルストア) バンズ ヴォルトの靴9500円(ブルーウッド バイ ハンドイントゥリーPR)
MACKINTOSH PHILOSOPHY/マッキントッシュ フィロソフィー
節のあるヴィンテージ調のコットンを使ったシャツは着心地柔らか。インナーとして着ても快適だし、裾の形状がスクエアカットで脇をシェイプしていないボックスシルエットだから一枚でもキマる! 1万3000円。(SANYO SHOKAI カスタマーサポート)
バンドカラーシャツ アナザーカラー
① ビームス プラス
経糸にペルヴィアンピマという超長綿、緯糸に綿麻を採用。光沢のある柔らかな肌触りと、ベタつかない涼やかな着心地だ。ビームス プラス1万5000円。(ビームス プラス 原宿)
② サルヴァトーレ ピッコロ
細畝のコーデュロイを使ったシャツは、ミルクティーカラーの色合いと相まって優しげな雰囲気を醸す。随所にナポリ仕立てが光る。サルヴァトーレ ピッコロ3万4000円。(ビオトープ)
③ マテウッチィ
近くに寄って見ないとわからないほどの極細のストライプ柄。専門のフィッターチームがこだわったフィット感で、美しいシルエットを描く。マテウッチィ1万6000円。(トレメッツォ)
④ シップス
スーパー100'sのウールを使ったストレッチツイル素材だから、シワになりにくく、かつ光沢があってドレッシー。ウォッシャブル機能も搭載。シップス1万2900円。(シップス 銀座店)
バンドカラーはじつは正統派!?
本来は衿は着脱可能
デタッチャブルな衿で一枚二役を担っていた
現在主流となっているスタンドカラーの起源とされ、1300年頃のフランス・ノルマン地方の貴族によって考案されたといわれています。
当時は、作業着として着るときは衿を外して使い、正装の際に衿を付けて着用していたとか。まさに“一石二鳥”なシャツだったのです。
「タイタニック」でディカプリオも愛用
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年10月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。