この価格で買えるなんて、もはや奇跡!? ヘビロテできる機械式時計
狂わない。壊れない。
シリコン製ヒゲゼンマイ搭載モデル
目下、機械式時計の最先端素材として注目されているシリコン。
精度に悪影響を及ぼす磁気や衝撃に強い反面、緻密な部品へ加工するのにはかなりの技術が必要になるため、シリコンをムーブメントのパーツに組み込んだ時計は、軒並みウン十万円超というのが常識でした。
そんななかティソがやってくれたんです。精度を左右する重要パーツ、ヒゲゼンマイにシリコンを使いながら、なんと10万円チョットの良心モデルを開発。
機械式をヘビロテしたい!という時計好きにはうってつけです。
ティソのバラード オートマティック
1853年に創業したスイスの老舗。シリコン製ヒゲゼンマイを備えた、狂いにくくて壊れにくい機械式時計を、この価格で開発できたのは敬礼もの。どちらも5気圧防水。自動巻き(COSC認定クロノメーター)。径38mm。SSケース。
左/「T108.408.11.057.00」。SSブレス。10万1000円。 右/「T108.408.26.037.00」。レザーベルト。10万1000円(以上、ティソ/スウォッチ グループ ジャパン)
磁気と衝撃に強いシリコンゼンマイを搭載
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年8月号の記事を再構成]
写真/谷口岳史 文/吉田 巌(十万馬力) 黒澤正人 スタイリング/鈴木 肇 イラスト/田中 斉