string(38) "https://www.e-begin.jp/article/363839/"
int(1)
int(1)
  

語れるニックネーム時計5選

愛称=ファンに深く愛されてきた証。

再近の時計界は復刻バヤリですが、オリジナルが活躍した当時を知らない人からすると、「本当に名作だったの?」なんて若干訝しむ気持ちもあるんじゃないかと。

その点、ブランドがつけた正式名称とは別にニックネームを持つモデルなら安心です。 セイコーのご存じ“ツナ缶”しかり、それだけ多くのファンからディープかつマニアックに愛された証ですから。

しかも愛称の由来を周囲に語れるというのもイイ♡  特徴あるデザインから、他を圧倒する性能から、さらには愛用有名人にちなんで、といろんなパターンがありますが、食いついてきた人に「じつはね……」なんて蘊蓄を語るたび、ますますその時に対する愛着も増すはず。

ニックネームのある時計は、言ってみれば高い安いとか、ブランドヒエラルキーとかを超越したジャンルであり、ツウに見られたい人にとっては最高においしい存在なのです。

 

海外爆発モデル復活
愛称・タートル

同社150mダイバーズの第3弾として1976年に登場し、タートルの愛称で親しまれた名機の復刻作。2015年に海外で発売した途端人気となり、今春から日本でも発売! なお不思議な愛称は亀がダイバーの間で海の守り神であることや、回転ベゼル付きの形状がそれっぽいためのようだ。

セイコーのプロスペックス ダイバースキューバ
セイコーのプロスペックス ダイバースキューバ

径45mm。200m防水。自動巻き。SSケース。右/「SBDY013」。SSブレス。5万8000円。中右/「SBDY021」。7月発売の新作。シリコンバンド。5万7000円。中左/「SBDY017」。PADIとのコラボ作。SSブレス。6万1000円。左/「SBDY015」。シリコンバンド。5万3000円(以上、セイコーウオッチお客様相談室)

セイコー プロスペックス ダイバースキューバは甲羅がのってるようなフォルム
甲羅がのってるようなフォルム

 

通の極み復刻
愛称・スティングレー

1961年に発表され、大人気を博した同社の「オリンポス」の忠実な復刻作。両サイド上部が鋭角的に張り出した変形ケースは、真上から見ると海中をしなやかに泳ぐエイを彷彿させ、時計ファンから“スティングレーケース”と呼ばれているもの。小ぶりながらちょっぴりエッジの利いた時計をお探しなら超オススメ。

ゾディアックのオリンポス
前から見ると確かにエイっぽい!!

ゾディアックのオリンポス

径37mm。5気圧防水。自動巻き。SSケース。レザーストラップ。右/「ZO9702」。下/「ZO9700」。各10万5000円(フォッシル ジャパン)

 

海の底には悪魔がいるとされていて……
愛称・デビルダイバー

666フィート(=200m)の防水性能を実現していた1960年代のオーシャノグラファーを復刻。名称は当時の愛称にちなんで「デビルダイバー」とされた。なぜそう呼ばれたかといえば、666が新約聖書で悪魔の数字のため(映画『オーメン』でも有名ですよね?)。

ブローバのオーシャノグラファー
「666」は新約聖書では悪魔の数字!

ブローバのオーシャノグラファー

径44mm。200m防水(666ft)。自動巻き。SSケース&ブレス。9月発売予定。8万4000円。なおオリジナルと同じオレンジ文字盤も世界限定666本で用意。こちらは径40.5mmで16万4000円(以上、ブローバ相談室)

ブローバのオーシャノグラファー オリジナルは「オレンジ」
オリジナルは「オレンジ」(コチラも復刻♪)

 

まさにミニマル
愛称・ジョブズ・ウォッチ

シンプルな装いを好み、一度コレと決めたら浮気しない性分だったアップル創業者スティーブ・ジョブズ。そんな彼が愛用した1980年代製「シャリオ」を、セイコー×ナノ・ユニバースのコラボで復刻したのがコチラ。ジョブズ信奉者ならずとも刺さる、究極のノームコア時計だ。

セイコー×ナノ・ユニバースのシャリオ
ジョブズ氏の製品哲学と絶妙にリンク!

セイコー×ナノ・ユニバースのシャリオ

径33mm。クォーツ。SSケース。カーフストラップ。各2万円(ナノ・ユニバース カスタマーサービス)

 

角はないけどロック
愛称・スティング

Gショックは原点のデザインを継ぐ角型のDW5600系ばかり注目されがちだが、どっこい丸型にも名作がずらり。とくにスティングが愛用したDW5700系は復刻されるたび大人気に。で、今の狙い目はその基本デザインを踏襲しつつも、タイドグラフ付き電波ソーラーを搭載したこちら。夏の腕にバシッと映えるホワイトやブルーも揃っています!

GショックのGWX-5700CS画像
英国ロック界の超大物が愛用

GショックのGWX-5700CS

径48.9mm。各2万2000円(カシオ計算機お客様相談室)

 

※表示価格は税抜き

 


[ビギン2018年8月号の記事を再構成] 写真/谷口岳史 文/吉田 巌(十万馬力) 黒澤正人 スタイリング/鈴木 肇 イラスト/田中 斉

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ