卵にまつわるいろいろな鶏(トリ)ビア #たまごかけごはんを極める_2
TKG(たまごかけごはん)を極めたいなら卵の知識も身につけるべし! …ということで、今回は思わず「ヘェ〜そうだったの!?」と驚くような鶏(トリ)ビアをご紹介♡
卵の鶏ビア その1.
実は100年以上前にTKGはあった!
写真/いちえん農場
一説によると、日本で初めてTKGを食べたのは東京日日新聞(現・毎日新聞)の編集長も務めた岸田吟香というお方。同氏はなんと1877年からTKGを食し、周囲にすすめていたそう。
卵の鶏ビア その2.
白と赤の違いって?
殻の色は鶏種によって異なるだけ……。結論を言うと栄養価には違いなし! 赤玉鶏のほうがコストがかかるため少し割高になっていることから、赤が高級な印象になったのかも。
卵の鶏ビア その3.
卵のサイズと黄身のサイズは比例しない
S(生後4~5か月)→ 46g以上 52g未満
M(6か月~1年)→ 58g以上 64g未満
L(10か月~2年)→ 64g以上 70g未満
LL(1年半以上)→ 70g以上 76g未満
卵のサイズの違いは親鶏の年齢の差によるもの。体が大きくなれば産む卵のサイズも大きくなるのだが、実は肝心の黄身の大きさは変わらず、増えるのは白身の部分のみ!(驚)
卵の鶏ビア その4.
4新鮮な卵の見分け方
注目すべきは殻のザラザラ具合。卵は産まれるときに“クチクラ”というザラザラ物質が形成されるのだが、これは日が経つと消えてしまうので、ザラザラな卵ほど新鮮ということ。
卵の鶏ビア その5.
白いヒモ状のアレは何?
黄身を殻の中央に保つ役割を担う、“カラザ”や“卵帯”などと呼ばれる物質。リゾチームや、シアル酸などのタンパク質を含み、免疫力を高める効果があるともいわれている。
[ビギン2018年6月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 文/黒澤正人 編集部 スタイリング/佐々木 誠 イラスト/田中 斉