流行りの太パンにどーしてもチャレンジできない……でも、傑作のワイドならすんなり入れる!

クリース入りだからワイドでもスッキリ! リーバイスのスタプレ ワイドパンツ
クリース入りだからワイドでもスッキリ!

旬と伝統の合わせ技なら気恥ずかしくない!

流行ってるのは知ってるけど、トライする勇気が持てなくて……(涙)。わかります、その気持ち。“ワイド”というだけあって、よくも悪くも存在感抜群だから、どうしても臆病になっちゃいますよね。

でも、このたびそんなワイドパンツ童貞諸氏の筆下ろしにパーフェクトな解決策、否、解傑作(・・) を発見しちゃったんです! 

それがこの傑作ワイド。これは読んで字の如く、もともと傑作と名高いモデルに、旬の要素をプラスしてワイド化したパンツを指します。リーバイスのスタプレはその好例。

アイロンを掛けなくてもセンタープレスがキープされる、という機能美を引っ提げて、1960年代後半にアメリカで一世を風靡した名品です。

その伝説的パンツの持ち味である、消えないクリースを踏襲しながらワイド化したパンツは、“伝統”と“旬”が矛盾なく同居。ワイドなのに品よく見えるうえ、通好みなバックボーンまであるから、ビギナーでも臆せず穿きこなせちゃいますよ。

モデル着用/パンツと同系色のトップスを合わせれば、ワイドパンツを主役にしても奇抜に見えず、品よく着こなせる。足元は白色のレザーシューズで季節感を演出。リーバイスのパンツは下を参照。ビューティ&ユースのシャツ1万1000円(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 渋谷公園通り店) アーテ クルールの帽子4500円(エディフィス 渋谷) パラブーツの靴6万8000円(パラブーツ青山店)
 

スタプレってなに?

洗濯してもクリースが消えない、という謳い文句で1964年に開発された“STA-PREST(ステイ・プレスト)”。アイロン要らずの美脚パンツはアイビーリーガーの間で大ヒットした。ちなみにスタプレは日本での愛称。

 

アイロンを掛けなくても折り目正しく穿ける!

LEVI’S/リーバイスのスタプレ ワイド

アイビールックを象徴するアイテムのひとつとして、通の間でも根強い人気を誇る“スタプレ” が、まさかのワイド化! 軽快に穿けるようにアレンジされた丈感も今の気分に◎だ。7000円(リーバイ・ストラウス ジャパン)

 

傑作パンツが続々ワイド化!!

DICKIES/ディッキーズの171M40WD04

伝統の874を、裾を絞った旬のワイドシルエットにアレンジ。代名詞でもあるTCツイル生地は踏襲しつつ、堅仕上げせずワンウォッシュすることで、よりリラックスした雰囲気に。9000円(ディッキーズ プレスルーム)

 

全身をゆる〜く見せると今どきに


春らしい色合いのノーカラーシャツで、爽やかに着こなす。ダントン×ビーミングby ビームスのシャツ1万6800円(ビーミング ライフストア by ビームス コクーンシティ店) ポーカーフェイスウエストの眼鏡2万3000円(ポーカーフェイス ヌーヴ・エイ アイウエア事業部) ランコート×シップスの靴3万7000円(シップス 銀座店)

 

874ってなに?

1923年に誕生したワークパンツの永世定番。TCツイル(ポリエステル65%×コットン35%)生地を採用した、頑強な仕立てがウリ。

 

N.HOOLYWOOD×Lee/N.ハリウッド×Leeのリージャーズ

L字形ポケットをはじめとするリージャーズの特徴的ディテールを踏襲しながら、旬のワイドテーパードシルエットに再構築。シワになりにくいストレッチ生地のおかげで穿き心地も極ラク。3万円(ミスターハリウッド)

 

モノトーンで精悍に見せるのも◎


モノトーンアイテムをレイヤードすればシックな佇まいに。絶妙な丈感もこれからの季節に◎だ。N.ハリウッドのシャツ2万円、同カットソー1万3000円、同靴3万8000円、同ベルト1万3000円(以上、ミスターハリウッド)

 

リージャーズってなに?

Leeが1960年代にレジャーウェア市場に参入する際に生み出したシリーズ。見た目は上品なのに機能的なパンツが多く揃うのが特徴。

 

※表示価格は税抜き


[ビギン2018年7月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一、穂苅麻衣(BOIL) 上野 敦、船元愛美(プルミエジュアン) 小尾淳介 文/いくら直幸 秦 大輔  黒澤正人 桐田政隆 トロピカル松村 押条良太(押条事務所) 今野 壘 宮嶋将良 吉田 巌(十万馬力) 礒村真介 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/TOYO(Bello) イラスト/TOMOYA daisketch