100年超の歴史が詰まった最後の!? ホワイトオーク製501 ―リーバイス―
デニム史に刻まれるであろう価値ある一本、それがこのリーバイス 501
「コーンミルズ社ホワイトオーク工場閉鎖」の衝撃ニュースが飛び込んできたのは昨年末。”桜の木でできた床板にマシンが置かれているため、床の揺れにより生地に凹凸ができていい色落ちになる”なんて伝説を知ってるジーンズ好きも多いんじゃない?
生地から縫製、加工まで米国謹製のリーバイス501は、もしかすると最後の”ホワイトオーク製”501となるかもしれない価値ある一本。今回を逃すと二度と手に入らないかも!?
リーバイスの501
生地から縫製、仕上げの洗いやユーズド加工まで、すべてを米国で行った完全なメイドインUSA。このほかリジッドやワンウォッシュ、またセルビッジデニムを使用したタイプも。1万3000円(リーバイ・ストラウス ジャパン)
見た目は古着なれどモダンシルエット
リアルな古着と見紛うほどの’90s的な色落ちとは裏腹に、脚を通すと現行リーバイス501のモダンなシルエットを楽しめる。
デニムの名門コーンミルズ社ホワイトオーク工場とは?
1915年より501の生地を独占的に供給してきたコーンミルズ社のなかでも、ヴィンテージデニムと同じ生地を旧式織機により生産してきた工場だ。惜しまれつつも2017年末に閉鎖された。
往年の生地を担った伝統のファクトリー
’90s的な色落ちのあえてのミミなし
ホワイトオーク製を証明する専用タグ
リーバイス
創立/1853年 国/アメリカ
デニムの原点にして、今なお頂点
幌馬車用のカバーやテントの布地などを取り扱う雑貨店から始まり、1873年にリベットによるパンツの補強方法の特許を取得し、ジーンズのオリジンに。そして現在もシーンの先頭をひた走る。
※表示価格は税抜き
[ビギン2018年5月号の記事を再構成]
写真/大嶽恵一(BOIL) 文/押条良太(押条事務所) 吉田 巌(十万馬力) いくら直幸 秦 大輔 礒村真介 桐田政隆 黒澤正人 トロピカル松村 伊藤美玲 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/HACHI(Bello)