ずっとスニーカーで甘やかされた今、すっと履けるのは’30年代のスニーカー!?

あまりにも長らく覇権を握ってきたスニーカーブーム……。ちょっとやそっとのレアなハイテクスニーカーとかにゃ、なかなか欲しい! にはなりません。そこで、見つけたのが大人のための硬派なスニーカー

 

RED WING 1930s SPORT OXFORD
レッド・ウィング 1930s スポーツオックスフォード

毎日でも履きたいあの気持ちが蘇る♡

そろそろスニーカーに飽きてきた……。でもあまりにもスニーカーの楽チンさに慣れてしまった今、あらためて硬派な本格ブーツを履こうとしてもハードルが高いヨと思う方もいらっしゃるかと存じます。そんなアナタに薦めたいのがこちら! ワークブーツの王様、レッド・ウィングの「1930sスポーツオックスフォード」です。

えもいわれぬ艶やかなレザーに、茶色みがかった黒の発色、そこに漂う堂々の風格……とモノ好きなら見るだけでムラムラきちゃうであろうこの新作は、1920年代〜’40年代半ばまで販売されていたベストセラーモデルの再現版。

当時のカタログには「ゴルフ場でも街中でも広く履かれている」との説明があり、まさにスニーカーが街で履かれる以前のスニーカーのような存在だったことが窺えます。

実際、ラウンドトウには芯が入っておらず、ソールにはスポーツ用に開発された特別なラバーソール(の再現版)を使用。コンフォタブルな設計ゆえ、スニーカーに甘やかされた我々の足にも無理なく馴染んでくれる♡というわけです。

さらに、革ブーツの醍醐味といえばエイジングですが、こちらに用いられているレザーは“茶芯”のクロンダイク。履き込むほどに細かなキズや擦れから茶色が顔を覗かせ、イイ味に育ってくれるんですね〜。

となれば、スニーカーばかり履いてこれまた忘れかけていた「毎日でも履いて早くエイジングさせたい!」あの気持ちも、再び燃えあがるってモンです♡

 

約80年ぶりの復活

 

スニーカー感覚で履けても顔はしっかり硬派


コートスタイルに男らしさをさらりと加味!

ア ボンタージのコート4万3000円(ブリックレイヤー) ラッピンノットのシャツ2万3000円(HEMT PR) ディッキーズ×グラミチ×フリークス ストアのパンツ1万2000円(フリークスストア渋谷) 掌×ポーカーフェイスの眼鏡3万2000円(ポーカーフェイスヌーヴ・エイ アイウエア事業部)

 


くだけたカジュアルも断然大人っぽくキマる。

まさしくスニーカー感覚で投入するのが◎。ガンジー ウーレンズのニット1万8000円(ビームス ハウス 丸の内) ケレンのシャツ1万3800円(ケレン) ピルグリム サーフ+サプライのデニム1万4000円(ピルグリム サーフ+サプライ) フリークス ストアのキャップ4000円(フリークス ストア渋谷)

 

つま先が柔らかくてまさにスニーカー感覚

履けば履くほど茶色に変化する通が喜ぶ“茶芯”仕様。

 

グロコード「キングB」ソールのパターンを再現

オリジナルに使用されていたグロコード「キングB」ソール(かつてはコード=紐をラバーに立てて滑りにくくしていた)のパターンを、米・ビブラム社が再現。ドット状の小さな突起にその特徴が見られる。

 

商品情報

移動手段が馬車から自動車へと変わり、舗装が進んだ1920年代に誕生。’40年代まで販売されたオックスフォードシューズ(短靴)の名作を再現した新モデルだ。

トウの芯材を省いた返りのよい作りで、ソールにはグロコード「キングB」ソールを使用。茶芯のブラックレザー「クロンダイク」は、履き込むほどに芯の茶色が顔を覗かせ、味を増す。スニーカー代わりにガシガシ履いて育てるべし。3万7000円。

 

(問)レッド・ウィング・ジャパン
☎03-5791-3280
http://www.redwingshoe.co.jp/index.php

※表示価格は税抜き

 


[ビギン2018年4月号の記事を再構成]
写真/上野 敦(プルミエジュアン) 野町修平 上仲正寿 斉藤遼子 文/秦 大輔 山田純貴 桐田政隆 トロピカル松村 伊藤美玲 礒村真介 今野 壘 スタイリング/武内雅英(CODE) ヘアメイク/北村達彦 イラスト/ TOMOYA 取材協力/中田商店