知れば知るほどセンスUP!ファッションに長けた西洋画家たち

ファッションに長けた西洋画家たちにまつわるグッズ

加工詐欺、猫好き男子、貴公子、シマシマ? これぜ〜んぶ、ファッションと深く関係する西洋画家のお話。知れば知るほどセンスUP!

[ネザーランド]
バロック期の盛り画家(笑)!? レンブラント

今でいう自撮りしまくり! 自画像を数多く残したレンブラント。というのも肖像画家である彼は、貴族の自画像を描くのが主な仕事。貴族だって多少盛るほうが喜ばれる(はず)と、腕を上げるために描きまくっていたんじゃない? 

そんな彼の若き日の自画像をバッグに仕立てたのがこちら。遠目イケメンだけど真相やいかに!?
 

絶対振り返ってしまう(レンブラントbyレンブラント)

キャンバストートバッグ

イケイケだった?25歳頃の自画像で作った自画像は、眺めているうちにゲシュタルト崩壊しそうなインパクト。W47×H36×D16cm。3080円(兵庫県立美術館ミュージアムショップ)
 

これぜ~んぶレンブラントの自画像!

 
レンブラント・ファン・レイン
1606~1669年。オランダ黄金期を代表する光の魔術師。美術の教科書でもお馴染みの《夜警》は世界3大名画のひとつ。

[フランス]
おかっぱ×メガネといえば! レオナール・フジタ


眼鏡のルーツは、当時大人気だった俳優、ハロルド・ロイドを真似したとか。

トレードマークはおかっぱ×黒縁メガネ。元祖シティボーイといえる風貌で西洋に認められた日本人画家の先駆けです。愛猫家でも知られ、サイン代わりに猫を描くことも多かったとか。

そんな猫のうち一匹に、ゲン担ぎを兼ねて袋をかぶせたのがこちら。彼が実力で名実を手にしたのは前提ですが、数々の幸運もあったはず。この猫がうちにも招いてくれるといいなぁ。
 

袋をかぶって福がくる(かも)

福かぶり猫 フジタの猫

猫の習性にちなみフジタの《仰臥裸婦》の猫に袋かぶせちゃいました。博多人形師が絵付けした本格派。約Φ7×H14cm。4300円(福岡市美術館 ミュージアムショップ)

軽井沢には世界初のフジタ作品だけの美術館が!

オリジナルTシャツには、妻マドレーヌを描いた作品をプリント。5000円(軽井沢安東美術館)。『藤田嗣治 安東コレクションの輝き』3190円(世界文化社)

[イタリア]
貴公子と呼ばれたファッショニスタ、モディリアーニ


《髪をほどいた横たわる裸婦》アメデオ・モディリアーニ 1917年 大阪中之島美術館蔵

コーデュロイのジャケットを着こなす姿に敬意を表し、某ブランドから同名のジャケットが登場するなど、現代のファッション界にも影響を与えるモディリアーニ。

有名な《髪をほどいた横たわる裸婦》ぐらいは、このマグカップで覚えておこう! 毎日使えば、多くの女性と浮名を流した美男すぎるイタリア人画家に近づけるかも(笑)。
 

オマージュされて普段使いしやすい

マグカップ

現代作家・前田 麦のピクセルアートでセンシティブな名画を記号化。脳内補完してenjoy! W7.4×H8cm。2750円(大阪中之島美術館ミュージアムショップdot to dot today)
 

出先ではこっちも!

おさげ髪の少女 ツボ押し

名古屋市美術館所蔵のモディリアーニ作品「おさげ髪の少女」を模した、ツボ押しストラップ。よっ、看板娘! 9cm。1100円(名古屋市美術館ミュージアムショップ)

 
(左)レオナール・フジタ
(右)アメデオ・モディリアーニ

1920年代にパリで活動した多国籍なアーティスト集団、エコール・ド・パリの一員だった2人はじつは仲よしこよし。モンパルナスの同じ集合住宅にアトリエを構え、奥さん同士の交流もあったそう。

[モディリアーニ]
大阪中之島美術館で開催の展覧会

4月15日(土)から「佐伯祐三ー自画像としての風景」、「デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン」を開催。
住所.大阪府大阪市北区中之島4-3-1
☎ 06-6479-0550
※《髪をほどいた横たわる裸婦》は展示しておりません。

[スペイン]
「ボーダー」といえばこの人。パブロ・ピカソ

セントジェームスやオーシバルでお馴染み、みんな大好きボーダーシャツ。ピカソも然りで、制作中も愛用していた姿からブランド名を知った人も多いのでは? 

ピカソは多作で知られ、作風も青の時代やバラ色の時代、キュビズムの時代など目まぐるしく変化。そのなかの20作品をカードゲームにしたこちらでお勉強してみない?
 

ピカソの画風をゲームで覚える

ピカソ 神経衰弱

20作品が2枚ずつ入った、神経衰弱ができるカードゲーム。部屋に飾るだけでも、アートの薫りを呼び込める。40枚入り。1320円(東京都美術館ミュージアムショップ)

ピカソ×ボーダーは米国画家J・マーフィの影響とも。
 

 
パブロ・ピカソ
1881~1973年。フランスで暮らした期間も長い。着心地のいいコットンと袖まくり不要な七分袖も、巨匠のお気に召したのかも。
 


J・マーフィ

 
※表示価格は税込み


[ビギン2023年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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