世界の傑作筆記具を 実際に使って描いてみた! なるほど! ザ・PEN ワールド[ヨーロッパ編]
普段私たちが使ってるペンや鉛筆などの筆記具には、エピソード満載のものがわんさかあるってご存知? そこで、ここでは世界のレジェンド筆記具の知られざる!? 事情をピックアップ。しかも、ぜ〜んぶそのエピソードを持つ筆記具自体を使ってイラストも描いちゃいました。アメリカ、日本、ヨーロッパから選りすぐった筆記具は、どれもそのお国柄を感じる逸話が盛りだくさん。実際に描いてわかったのは、やっぱり傑作筆記具には“なるほど”がイッパイってこと!
「モンブラン」のマイスターシュテュックに刻まれる“4810”の文字はアルプス山脈モンブランの標高から。
モンブラン
マイスターシュテュック149
重要な調印式でしばしば使用される万年筆。第35代米国大統領ジョン・F・ケネディも愛用者だったという。9万円。
(問)モンブラン コンタクトセンター
TEL.0120-39-4810
http://www.montblanc.com/ja-jp/home.html
「スタビロ」水性ペンpoint88は“筆記具のフォルクスワーゲン”と呼ばれた。
スタビロ
point8
手頃な価格と豊富な色バリでフェルトペンを世に広めた立役者。世界初の蛍光ペンを開発したのもココ。各120円。
(問)エトランジェ ディ コスタリカ
TEL.0120-777-519
http://www.stabilo.jp/
「ラミー」のサファリ万年筆はもともとドイツの小学生の学習用に作られた。
ラミー
サファリ万年筆
子供の頃から万年筆を使わせるのが欧州の常識。そんな子供たちが最初に使う万年筆として企画されたのがコレ。4000円。
(問)LAMYTokyo Aoyama
TEL.03-6721-0771
http://www.lamy.jp/
1888年誕生の老舗、「パーカー」は英国王室御用達。
パーカー
デュオフォールド クラシック ビッグレッドCT センテニアル万年筆
エリザベス女王とチャールズ皇太子からロイヤルワラントの称号を授かるパーカーの代表作。9万円。
(問)ニューウェル・ラバーメイド・ジャパン
TEL.0120-673-152
http://www.parkerpen.com/ja-JP
多色ボールペンを開発したのはフランスの「ビック」。
ビック
4色ボールペン0.7
ペン軸後部の球体はマスコットのビックボーイがモチーフ。1970年の発売当時は電話のダイヤルを回すものと思われていた。350円。
(問)BICジャパン
TEL.0120-768-030
http://www.bic-japan.co.jp/
※表示価格は税抜き
[ビギン2017年5月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 久保田彩子 文/間中美希子 星野勘太郎 山田純貴 スタイリング/佐々木 誠 イラスト/ニシクボサユリ