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万年筆、鉛筆、シャープペン、ボールペンと、どれもが身近な存在だけど、それぞれの歴史をたぐれば秘話アリ、驚きアリのイノベーションの連続だと判明。これら4大筆記具それ自体が文具の“4大発明”といえるのです!

 

シャーペン

1822年イギリスのホーキンスとモーダンが繰り出し式の鉛筆を発明し、特許出願

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18世紀には存在したが、明確なところではホーキンス&モーダンの製品が最初。また1837年頃、キーランがシャープペンの語源となる「エバーシャープ」を発売。のちにアメリカ人のキーランが実用化。エバーシャープと命名。

 

1915年早川金属工業が早川式繰出鉛筆を発売

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金属細工師の早川徳次が独自開発の極細芯を組み込んだ、高耐久性金属軸の繰り出し式シャープペンを開発。国内外でヒットし「シャープ」と社名を変更した。

 

1960年大日本文具(現ぺんてる)がノック式シャープペンを開発

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現ぺんてるが黒鉛×粘土芯の約1.5倍の強度を持つハイポリマー芯を開発し、径0.9mmを実現。この細い芯の登場が初のノックシャープペンを生み出した。

 

1970年代以降さまざまな種類のシャープペンが発売

1977年
ゼブラからシャーボ登場

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回転切り替え機構の導入で、シャープペンとボールペンが合体。1本で2本分という斬新さが受け、大ヒット。

 

1978年
振ると出るシャープペン登場

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パイロット「フレフレ」は振ると芯が出る方式。カタカタと音も出るため、授業中はちょい恥ずかしかった。

 

1980年
100円のシャープペン登場

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業界初はゼブラから。シャープペン=金属製の常識を破るプラチック製で中学生も買える価格が衝撃だった。

 

2008年三菱鉛筆からクルトガ発売

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三菱鉛筆 クルトガ スタンダードモデル

芯が回って、円すい形を保つ画期的なシャープペン。写真はスタンダードモデルの芯径0.3mmタイプ。450円。

(問)三菱鉛筆 お客様相談室
TEL.0120-321433
https://www.mpuni.co.jp/

 

※表示価格は税抜き


[ビギン2017年5月号の記事を再構成]
写真/植野 淳 久保田彩子 文/間中美希子 星野勘太郎 山田純貴 スタイリング/佐々木 誠 イラスト/ニシクボサユリ

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