特有のモコモコ感なし。ダウンに見えない「裏ダウン」が使い勝手よし!

裏ダウン

これがダウンなの?と思わず二度見な技あり!

当たり前だけど、冬の寒さは凌ぎたい。でも一般的なダウンジャケットだと、どうしても着膨れの心配が。だからと言ってインナーを何枚も着込みたくないしなぁ……。と、そんなわがままを解決する好例が、ダウン然として見えない(いい意味でね)、でも裏地にダウンが仕込まれた“裏ダウン”です。

まずはウールリッチ(写真右2点)をご覧あれ。どっからどー見ても、ド定番のチェックシャツにしか見えないでしょ?

片やナナミカ(写真左2点)も表地は密度の高いウール素材だからダウンっぽく見えず、どちらも高品質なダウンが仕込まれ暖かさはしっかり確保と、スマートに防寒できるってわけ! 

おまけに薄手だからサラッとアウトに羽織るのはもちろん、寒さが厳しい日はインナーダウンとしてレイヤードもできる万能っぷり。着こなしの幅もグッと広がるし、長~いシーズンでの活躍が期待できそうだぞ。

定番デザインを活かしつつ冬使用にアップデート!

WOOLRICH[ウールリッチ]
アラスカンウールチェック オーバーシャツ

1960~80年代のウールジャケットをベースに、クラシックな雰囲気は活かしつつシルエットを今っぽくシャープにアレンジ。表地にはリサイクルウール混紡のメルトン生地を使い、裏地にダウンを封入。ハンドウォーマーも完備。各5万8300円(ウールリッチ 青山店) 
 

薄手のシャツアウターは重ね着にも重宝する

スロウのコート5万3900 円(SLOW自由が丘店) スーパーサンクス ノアールのTシャツ8800円(ジャジャーン) セラー ドアーのパンツ2万4200円(ユナイテッドアローズ 原宿本店) リプロダクション オブ ファウンドの靴3万3000円(アイ ファウンド) ブルックス ブラザーズの帽子6600円(ブルックス ブラザーズ ジャパン)
 

どっちがシャツでSHOW!?

目を凝らして見てもわからない難問でしょ?(笑)

「さすがに通常のシャツと比べたらわかるでしょ~!?」って、撮影時に試したところ、特集班も??(苦笑)。ちなみに正解は右がダウン入りアウター。着用時、こんなにスマートに見える、その仕上がりはお見事。左/フランネルシャツ2万8600円(ウールリッチ 青山店)

 
赤黒ブロックチェック柄の元祖
WOOLRICH[ウールリッチ]
Since 1830 アメリカ

創業から190年以上もの歴史を刻み続ける、アメリカ最古のアウトドアブランド。なにより赤黒のバッファローチェック柄の生みの親であり、1972年にはアークティックパーカを開発するなど、古きよき伝統を守りつつ、常に進化の歩みを止めない定番アメカジの筆頭。

軽快なのに暖かい使い勝手は優秀!

nanamica[ナナミカ]
ウール ダウンコート&カーディガン

ミリタリーライナーをデザインベースに、ピーコートのディテールをミックス。軽量かつ軽快な着心地に加え、好みに合わせてフロントのアジャストボタンでフォルムを絞れるとフレキシブル。コート6万2700円、カーディガン5万7200円(ナナミカ 代官山)
 

着膨れしないのはダウン自体の性能にあり!

ダウン量を抑えられたことで保温しつつ軽量化の一挙両得

体から発する遠赤外線のエネルギーを活かして保温効果を高め、さらに衣服内の温度を上下させずキープする光電子ダウンを使用。高機能なダウンにより、封入する量を抑えてもしっかり防寒できるのはもちろん、アウターの軽量化や着膨れを抑えるメリットもあり!

 
枠に捉われないモノ作りに定評あり
nanamica[ナナミカ]
Since 2005 日本

“快適でカッコよく過ごすために欲しいモノを作る”ことをコンセプトに掲げるナナミカ。ファッション性&機能性が高く、それでいてしっかり時代にフィットする、そんなこだわりのアイテムの虜となるファンが続出。リピーターが引きも切らない人気ブランドだ。

 
※表示価格は税込み


[ビギン2023年1月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

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