特集・連載
実力派ブランドを紐解く「最強の靴ファクトREPORT」7選
地上最強の靴&カバン 靴とカバンはビギンの得意ジャンルですが、改めて問いたい「今、本当に便利なのってなに?」。名門の傾向を調べ、ビギン目線を加え、熱く提案いたします。常識を捨てて、賢い選択を。デイパも黒じゃなくてもよくない? この記事は特集・連載「地上最強の靴&カバン」#09です。
靴鞄を専業とする実力派ブランドを紐解けば、跳び出してくるのは、チャック・ノリスもびっくりな最強伝説!? 各ブランドが工夫を凝らして提案する“最強”を形にした渾身のストロングポイントを、「チャック・ノリス・ファクト」に負けない編集部のつぶやきとともにリポートいたします!!
30を超える多くの映画でタフガイを熱演。強さを讃えるジョーク集「チャック・ノリス・ファクト」に匹敵する“最強”を見つけよう。
①サンダースの最強への道
「ドレス靴でもありながらスケボーが朝飯前になった」
SANDERS[サンダース]
スケボー文化に着想を得たコレクションのひとつ、モンキーシューズを強化した「サンダース」。分厚いマッドガードにポロン搭載のインソール、ソールもフルフラットながらアッパーには老舗タンナー謹製のスエードを採用。革靴? スニーカー? という問いには意味がない。どっちもだからだ! 5万3900円(グラストンベリーショールーム)
グラストンベリー セールス 和田潤一郎さん
既存品より分厚いマッドガードにオールフラットなアウトソール。インソールに高機能素材PORONを採用したのでクッション性も向上! 革靴とスニーカーのメリットを両得したようなハイブリッドなモデルに仕上がっています。
デニムにも合う横乗りサンダース!?
フラットに見えて、コチラはソールがやや反っている!
通常のモンキーシューズ
②コール ハーンの最強への道
「スニーカーか、OXフォードか。いや、どちらもである」
Cole Haan[コール ハーン]
技術の粋を集めた革新的なシリーズの最新作「5.ゼログランドウィングオックスフォード」。圧巻はGrand360EVA製のミッドソール。柔軟かつソフトなクッション性がまさに理想的。いや、本作に恐れをなした地球が靴底を跳ね上げてる? 4万1800円(コール ハーン ジャパン)
コール ハーン PRマネージャー 竹内洋子さん
5.ゼログランドの特徴は、ダイヤモンド形状が印象的なミッドソール。最新システムの機能面だけでなく、オックスフォード仕上げでレジャーからビジネスまで多用できます。コーディネートが広がるイチオシの一足!
足へのフィット感が進化し続けるゼログランドシリーズ
③ジェントリーの最強への道
「gentlyと書いて採算度外視と読む」
gently[ジェントリー]
ウォーキングシューズを得意とするドメブラの自信作「GE205」。ローカットだからサイドゴアでもビジカジ兼用で履けるのが◎。本革アッパーは透湿防水仕様。湿気は逃がすが水の浸入は許さない。いや、靴が水の浸入を防ぐのではない。水が靴への浸入を遠慮(!?)するのだ! 1万2100円(ムーンスター カスタマーサービス)
ムーンスター MD 川原大輔さん
本革ですが透湿防水仕様。ソールには耐久性に優れた耐摩耗ラバーを用いているので、天候を気にすることなく毎日でも履ける。しかもシーンレスなデザインだから場所も選ばない。なのにこの価格! ウチの強みですね。
④ブランドストーンの最強への道
「水と泥を落とすのではない。水と泥が逃げるのだ」
Blundstone[ブランドストーン]
タスマニア発のフットギアブランドが、人気モデルにビブラムソールを新採用。300℃から-15℃までの温度環境に対応するほか、靴底の溝がセルフクリーニング機能を発揮。チャック・ノリスに見つかった闇が自ら移動し明るくなるかのように、付着した泥が逃げるように落ちる(!?)。「BS2241」。3万3000円(シードコーポレーション)
シードコーポレーション 営業チーム 二村祐介さん
グリップ力抜群なビブラム社のラバーソールを採用し、アッパーにも防水加工を施すなど、ブランドの代名詞ともいえるブーツを大胆に進化させています。悪天候&悪路に負けない堅牢な一足に仕上がったと自負しております!
氷点下の環境でも足を守るふわふわインソール
⑤オンの最強への道
「雲の上はおろか、地平線を走れる気がする」
On[オン]
独自開発の特許技術「クラウドテック」をブランド史上最大規模で搭載する「クラウドモンスター」。チャック・ノリスはスキー旅行で山を壊す(!?)ほどエネルギッシュと言われるが、本作も超ド級の衝撃吸収力と反発力で信じがたいほどのエネルギーリターンが生み出せるのだ! 1万8480円(オン・ジャパン)
オン・ジャパン PR 前原靖子さん
ブランド史上最大のクラウドテックで、快適なクッショニングと超ド級のリバウンドを両立。推進力に優れているのでランニング初心者にオススメ。オールブラックでビジカジ兼用しやすく、街履きに最適なのも強みです!
⑥リプロダクションオブファウンドの最強への道
「待望の復刻ではない。ブーツが待たされていた」
REPRODUCTION OF FOUND[リプロダクションオブファウンド]
1990年代にロシア軍が採用していたミリタリーブーツを現代的解釈で復刻。いや、このモダンな仕上がりは2016年にデビューした日本のフットギアブランドに復刻してもらうため、あらかじめ生産されていたとしか思えない! 「ロシアン ミリタリーブーツ」。3万3000円(アイ ファウンド)
アイ ファウンド 商品開発チーム
アウトドアテイストに寄りすぎないようアッパーには撥水加工を施したスエードを採用。フロントジップは着脱が容易ですし、オリジナルのソールはグリップ力が別格と、さまざまなシーンでお使いいただけるのが特長です。
⑦キーンの最強への道
「キーンにとって、歩く=履くなのだ」
Keen[キーン]
定番モデル「ジャスパー」に寄せられたユーザーの要望に応えて誕生! 厚くて硬いソールユニットの採用によりフィールド対応力が格段に向上。シューレースにバンジーコードを採用したことで、脱ぎ履きもしやすくなった。キャンプにもフェスにも全対応。「ジャスパー ロックス エスピー」と書いて万能と読む(!?)。1万5180円(キーン・ジャパン)
キーン・ジャパン マーケティング部 PR 種田聖子さん
シーンレスに活躍できるデザインを提案してきたウチらしい一足。バンジーコードシステムを採用したシューレースなので、とにかく脱ぎ履きがしやすいです。テントへの出入りが多いキャンプやフェスに最適ですね♪
※表示価格は税込み
[ビギン2022年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。