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ビギン史上一番登場したスニーカーといえば、ニューバランスのグレー。なかでも、今欲しい傑作モノはコレだ!!

デコラティブなデザイン×裏定番グレーのタッグが新鮮

New Balance ニューバランスの1906R

これまでビギンはどこよりもニューバランスを掘りまくってきた自負があり。時に真正面から、時にマニアックな視点でそのスニーカーを紹介してきました。

登場回数ダントツ1位は、やっぱりグレーのそれ。ただ、こうも濃いチャコールグレーのニューバランスは、見たことないな~って人も多いんじゃないかと。

デコラティブなデザインが実にイマドキでもあるこちらの正体は、ニューバランスの創業年を冠したモデル「1906R」。オリジンの1906は“エナジー”をはじめ、先進のソールテクノロジーを纏い09年に登場。

同様のソールを備えたMR2002へバトンを渡しますが、最高峰のパフォーマンスモデルとしてニューバランスの進化史に名を刻んだのでした。

New Balance ニューバランスのMR2002
MR2002

そして末尾にRの付いた復刻ロットは、TPUで底アーチを補強したスタビリティウェブを搭載するなど、さらに高機能化! 創業年を冠するに相応しい、ニューバランスの技術をギュ~ッと凝縮した最強スペックへ進化を遂げているのです!

でもって件のチャコールグレーは、MR2002に初めて採用され、後の2000番台にも用いられた裏定番色。1906Rとの相性もご覧のとおりで、何より新鮮でしょう?
 
というわけで一番“なう”なバランスで履ける傑作ニューバランスは、こいつで間違いありません!
 

グレーはグレーでもこんな濃い色があったのか!

New Balance ニューバランスの1906R

New Balance[ニューバランス]
1906R

2009年登場のオリジンは、ミッドソールに優れた衝撃吸収・反発弾性を備えるエナジーを搭載。さらに本作では、エナジーとアブゾーブを組み合わせたソールにアップデート。色は兄弟モデルMR2002に由来する。1万9800円(ニューバランスジャパンお客様相談室)

New Balance ニューバランスの1906R
 

09年に一瞬だけ存在した創業年を冠したスペシャルモデル

New Balance ニューバランスの1906R

2000番台の系譜を継ぐ最強スペック

New Balance ニューバランスの1906R

[膝の衝撃を和らげる]
優れた衝撃吸収性と反発弾性の“エナジー”と“アブゾーブ”を組み合わせたミッドソールはクッショニングとレスポンスを発揮するとともに高い耐久性も実現。

New Balance ニューバランスの1906R

[足が疲れにくい]
アーチ部は高剛性かつ軽量なTPU素材で補強した、スタビリティウェブと呼ばれる仕様。これがアーチのねじれや伸びを制御しつつ、軽量化にも貢献する。

New Balance ニューバランスの1906R

[走行時の安定感]
安定した走行を実現する工夫はNロゴにも。シューレースと繋がるストラップをロゴへ配してサドル部の剛性を高め、そのサポート力を向上させているのだ。

2000番台をおさらい!

New Balance ニューバランスのM2000

【M2000】
21世紀に入り、プレステージシリーズであった1000番台は2000番台に受け継がれる。01年登場の本作は、ミッドソールに初の“エナジーカートリッジ”を搭載したモデル。現在は生産終了。

New Balance ニューバランスのM2001

【M2001】
M2000のデザインを踏襲しつつ、エナジーカートリッジの形状やソールデザインをアップデートして03年登場。アッパーは履き口にある品番の刺繍のみアップデート。現在は生産終了。
 

1906Rの色の元ネタはコレ

New Balance ニューバランスのMR2002

【MR2002】
改良を加えたミッドソールを纏って、2010年に登場。大幅な軽量化にも成功したMR2002は、ニューバランス初のチャコールグレーが話題に。ラストも新しいPL-1が用いられた。現在は生産終了。

New Balance ニューバランスのM2040

【M2040】
2012年に登場。革靴を意識したというだけあり、ハイテクな2000番台でありながらちょっぴりクラシックな薫りのする珍しいロット。チャコールグレーに差し色が映える。現在は生産終了。

 
※表示価格は税込み


[ビギン2022年11月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。

Begin 2022年11月号の表紙

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