ここ10年で、ビジネスシーンでもすっかり認められた黒のデイパック。しかも黒ナイロンはトゥミ、ブリーフィングともに得意とするところ。果たして…… 。
トゥミvsブリーフィング[リュック]
収納力を重視するか、コーデ対応力を主眼に置くか。それが選択の分かれ道
左/ブリーフィング 右/トゥミ
オンオフ兼用カバンのエースに躍り出たリュックの中でも、トゥミの最新作は攻めの姿勢が際立つ。
端正な顔つきに充実した幕の内スペックを宿し、仕分け上手な多層コンパートメント、出張対応のエキスパンダブル仕様、PC・マイボトルの収納などを備え、あらゆるライフスタイルに対応します。
一方、ブリーフィングの守備範囲にもすさまじいモノが。ミルスペックながら鮮度のあるソリッドな黒にまとめたことで、オンオフ問わずなリュックの中でも、リアルにどんな服装にも◎な全方位性を展開。
さしずめ無二の鉾と盾、はてさて軍配はどちらに!?
ビギンスタッフがカバンの実力を5段階分析
ライター
礒村真介さん
数年前まで編集部に在籍していたベテラン。カバン特集などを通して、トゥミとブリーフィングの数々の名モデルに触れてきた。
スタイリスト
佐々木 誠さん
なんでもござれな敏腕スタイリスト。ドレスにもカジュアルにも振れるため、両ブランドのカバンはスタイリングで重宝している。
編集部
ナカシマ
もうすぐ編集者歴3年目。就職活動時はトゥミを使用。休日バッグはブリーフィングを使用。両ブランドへの愛は結構なものと自負。
①オンオフ度:ドレスとカジュアル、両方にしっかり馴染むかどうか。
②機能性:防水など、痒いところに手が届く機能があると高得点。
③軽さ:荷物を運ぶ以上、本体の重量がいかに軽いかは大事。
④小分け度:整理整頓の鍵となるポケット数が評価の基準。
⑤容量:キャパシティ。“たっぷり収納”が正義!
[トゥミ]
広々としたメイン室でたっぷり収納
TUMI[トゥミ]
アルファ ブラヴォ「ナヴィゲーション」バックパック
今季より第4世代に刷新された人気コレクション〈アルファ ブラヴォ〉の最新作。連結できるサブ収納〈トゥミプラス〉に対応するなど、拡張性が進化。リサイクルバリスティックナイロン製。W35.5×H40.5×D18.5~25.5㎝。7万3700円。
横マチ付きで手前に広く開口する機構。大容量をキッチリと折り目正しく収納できる。
荷物増えても安心、エキスパンダブル
3Dメッシュによるリッチな背負い心地
[ブリーフィング]
玄人ウケする漆黒ルックス
BRIEFING[ブリーフィング]
デルタ アルファパック M
米国生産のブラックブリーフィングとして2020年末にデビューして以来、入荷完売を繰り返す〈デルタ〉シリーズの一番人気モデル。ソリッドなルックスは往年のファンにも大好評。W36.5×H44×D15cm。5万5000円。
米国生産ならではの無骨さは残しつつ、タウンユースに馴染むオールブラックに仕上げた。
斜め配置のジップで出し入れしやすい
ジップのエンド部分は耐水
※表示価格は税込み
[ビギン2022年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。