秋からの着こなしに効く最旬キーワード「懐(なつ)スキー」

[トップス]に一点投入のNEO用語

’80~’90年代のレトロカラーで今、挑戦したい大人の色遊び
「懐(なつ)スキー」

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用語解説
スキーウェアは遭難や事故の際に発見されやすいよう総じてカラフル。ただ、’80~’90年代に主流だった色合いは、ストリートテイストなロゴと相まってレトロな雰囲気を生む。

 

最旬アウトドアの鍵を握る2大アクティビティ

アウトドアウェアと聞くと、まず登山やキャンプが思い浮かびます。が、この秋のNEOなキーワードは、断然「スキー」と「フィッシング」。そう、今もっともホットな2つのアクティビティに由来するトップスを取り入れるのが、今、最旬スタイルなんです!

まずは感度の高い大人の男たちの間で人気再燃中のスキーから。たとえば、’90年代欧州のスキーカルチャーにインスパイアされたサンモリッツ スーパーソフトのハーフジップスウェット。この年代特有のくすんだようなカラーリングやグラフィックといったどこか懐かしいデザインは、大人の男にもしっくり馴染む、ちょいストリートな色遊びコーデを演出します。

ファッション業界でも愛好者が多い釣りは、アウターに注目。好例というべきバブアーの「スペイジャケット」は水に浸かるための短丈、動きやすさを確保するワイド幅など、マウンパでは実現しなかった、裾出しレイヤード&新鮮なシルエットを完成させます。

マンネリになりがちなアウトドアスタイルに新風を吹き込む「懐スキー」と「釣りジャケ」。さあ、アナタはどっちを取り入れる?

 

そもそも“スキーウェアのレトロカラー“とは

・“いかにも“なグラフィック使い

・“いかに目立つか“重視の配色

 


ST.MORITZ SUPERSOFT
サンモリッツ スーパーソフトのベーシック ハーフジップスウェット

’90年代のスキーカルチャーをルーツとする英国ブランドから。くすんだパープルといい、ハーフジップのデザインといい、当時のテイストがムンムン薫る。ゆったりとしたシルエットも今の気分にしっくり。1万4000円。

(問)グリニッジ ショールーム
TEL.03-5774-1662
http://www.greenwich-showroom.com/st_moritz.html

 


BOGEN
ボーゲンのシンクロ

スキー好きが手掛ける東京発のブランドでは、ウール×ナイロンのクルーネックセーターが注目株。優しい色合いの緑と白の切り替えがレトロスポーツな雰囲気を醸し出す。2万5000円。

(問)ボーゲン
TEL.03-6303-2623
http://www.bogen.jp/

 


BLACK CROWS
ブラッククロウズのスウェット

仏の新生スキーウェアブランドのセカンドライン。コットンの裏毛ニットを使ったスウェットはくすんだブルーとリバースウィーブを思わせるデザインがレトロ感満点。1万9000円。

(問)エディフィス新宿店
TEL.03-5366-5481

 


[ビギン2017年10月号の記事を再構成]
写真/竹内一将(STUH) 若林武志 上野 敦(プルミエジュアン) 三浦伸一 文/秦 大輔 礒村真介 押条良太(押条事務所) 黒澤正人 宮嶋将良(POW-DER) 臺代裕夢 灰岡美紗 イラスト/TOMOYA