特集・連載
クラークス定番のワラビーが極厚マッドガードに!
クラークスが好きでたまらない スニーカーはちょっと飽きた。でも、すぐには革靴に戻れません(涙)。そんな気分の今、注目が集まるのが“元祖”カジュアル革靴のクラークス。代表モデルのデザートブーツが誕生したのは1950年。英国陸軍に従軍していた4代目のネイサン・クラーク氏が、非番の将校が履いていた、カイロのバザールで作られたラフなスエードブーツからヒントを得てデザイン。ドレス靴かワーク靴しかなかった当時、その中間を行くカジュアルな革靴は画期的だったんです。発売当初は“風変わり”なんて酷評されましたが、'60年代に北米でヒット。以来、世界中で2000万足超(!!)も売れているんです。さあ、みんな大好き♡なクラークスを、定番から最新作までレッツスタディ! この記事は特集・連載「クラークスが好きでたまらない」#03です。
もっとフカフカになったから好き
あのワラビーが厚底に!? 今年の春に登場するや話題となったワラビーカップ。
アッパーはそのまま、ソールに軽量で反発力に優れたEVA素材を充填し、極厚のマッドガード仕様にアップデートしたモデルです。
定番のワラビー
もともと衝撃吸収性に優れたワラビーのクレープソールがよりフッカフカな履き心地になり、ポッテリ感もアップしてもっとキャッチーなルックスに。今っぽいワイドなパンツとのバランスも抜群なうえ、さりげな~くスタイルアップしてくれるのも、こっそり嬉しい副次効果ですよね?
そしてこの秋、C・F・ステッド社のスエードを使用し、クレープソールもブラックにしたブーツタイプ(トップ写真左、下写真)も登場。グッと洗練度がアップしているでしょ?
ワイドなパンツともバランスがいいボリューム感!
軽量で弾力性に富むEVA素材をクレープソールに充填
Clarks[クラークス]
Wallabee Cup(ワラビーカップ)
1966年誕生の名作を、厚底仕様にアップデート。軽量で弾力性に富むEVA素材をカップ状のクレープソールにたっぷり充填し、衝撃吸収性をアップ。ハイカット/2万7500円。ローカット/2万6400円。ハイカットは今秋発売予定。
ヌバック革+ガムソールのローカットもあり!
グリップ力&耐久性がUPした“ワラビー2”も気になる
定番ワラビーの木型とパターンはそのままに、クレープソールではなく耐摩耗性に優れたラバーソールを装着。グリップ力と耐久性を強化しつつ、フットベッドのクッション性を高めて快適性を向上させている。ソールがすり減りにくいのも嬉しいポイント。2万4200円。
※表示価格は税込み
[ビギン2021年10月号の記事を再構成]写真/木村武司 文/編集部 スタイリング/宮崎 司(CODE) イラスト/TOMOYA