特集・連載
街でも使いやすい「携帯シェル」の三箇条&オススメ5選
正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール] 「正しく服を選べる人になりたい」心の声つぶやいちゃった、みたいで失礼。ただ、このぼやき、あながち嘘にあらず。昨今モノ多すぎ&情報も押し寄せてくる……で、昔以上に正しく服を選ぶのが難しいと痛感したワケです。そこで今回、各ジャンルにて「ここに気をつける」を総点検。基本&新ルールで、わかりやすく解説していきます この記事は特集・連載「正しい服・モノの選びかた[新ルール][基本ルール]」#12です。
ペットボトル感覚でカバンに入れられるか確認する
ひと口にシェルと言っても千差万別。アウトドアフィールドだけじゃなく、街でも使いやすいシェルを見定めたいなら、次の三箇条を注視しましょう。
まず1つ目は、“パッカブル仕様”でコンパクトに収納できること。折り畳み傘代わりにカバンに忍ばせられるかどうかで、登板頻度にかなりの差が生じます。
2つ目は、しっかり“防水透湿素材”が採用されていること。携行性を重視するあまり、撥水や防風だけに機能を留めたシェルも少なくありませんが、濡れともムレとも無縁の機能派なら、雨の日もより安心して着回せます。
3つ目は“軽さ”。一般的に高機能な防水透湿素材を使ったシェルは重くなりがちですが、携行するなら軽さこそ正義。目安はずばり、アンダー500g。この三箇条を網羅したシェルなら、まさにペットボトル感覚で、いつ何時どこででも活躍してくれますよ。
上写真/テンベア×モクティーのトートバッグ1万8700円(ユナイト ナイン) その他はスタッフ私物。
1.パッカブル仕様でコンパクト
2.防水透湿素材で濡れない&ムレない
3.ペットボトル(500g)より軽い
通気性も抜群の最新テックを搭載
THE NORTH FACE[ザ・ノース・フェイス]
FLドリズルジャケット
2019年の登場以来、アウトドア界隈で話題を呼んでいる独自素材「フューチャーライト」を使用。圧倒的な透湿性に加えて通気性にも優れ、やや厚手の生地ながらムレ知らず。アイコニックなショルダーの切り替えデザインも、街着のお洒落にもってこいだ。2万9700円(ザ・ノース・フェイス マウンテン)
1.パッカブル仕様
2.防水透湿素材
(FUTURE LIGHT/フューチャーライト)
3.軽い
415g (Lサイズ)
薄い&軽いからシャツ感覚で着られる
karrimor[カリマー]
ビューフォート3Lジャケット
薄くて軽いのに防水透湿性は犠牲にしない、カリマーの独自素材「ウェザータイト」により、シャツ感覚で羽織れるシェル。ザックを背負う際のずり上がりを防ぐ長めの後ろ裾&ドローコードは、着こなしのニュアンスにもなりそう。パッカブル時は手のひらサイズなのも◎。2万8600円(カリマー インターナショナル)
1.パッカブル仕様
2.防水透湿素材
(Weathertite/ウェザータイト)
3.軽い
250g (Lサイズ)
シンプルなデザインと圧倒的な軽さが魅力
Haglöfs[ホグロフス]
リムシリーズ ジャケット
リム(Less is Moreの頭文字)というシリーズ名通り、北欧ブランドならではのミニマルデザインを追求し、10年以上展開しているベストセラー。2.5レイヤーの「ゴアテックスパックライト」を採用し、約200gと驚きの軽さを実現! ループ付きのポケッタブル仕様。3万9600円(アシックスジャパン ホグロフス部)
1.パッカブル仕様
2.防水透湿素材
(GORE-TEX/ゴアテックス)
3.軽い
218g (Lサイズ)
日本の気候にマッチした着心地最強のシェル
Goldwin[ゴールドウイン]
パーテックス® シールド エアジャケット
高温多湿の環境で動き続けることを想定し開発された、通気性&軽量性に優れる防水透湿素材「パーテックス® シールドエア」を採用。薄くてしなやか、身幅はゆったりで着心地はノンストレス♪ 布袋を出し入れできるメッシュポケットは、サコッシュ感覚で小物を入れてどうぞ。4万1800円(ゴールドウイン 丸の内)
1.パッカブル仕様
2.防水透湿素材
(PERTAEX®/パーテックス®)
3.軽い
300g(Mサイズ)
驚くほどタフなのに着心地はサラリ♡
MOUNTAIN HARDWEAR[マウンテンハードウェア]
T3ジャケット
裏地に「ダーミザクス3D」と呼ばれる立体加工を施した、2.75層構造の独自防水透湿テクノロジー「ドライQ」によって、軽量かつ不快な肌への張り付きを軽減。なめらかな着心地に加え、本格的なアウトドアシーンでの使用にも耐え得るタフネスも確保している。2万7500円(コロンビアスポーツウェアジャパン)
1.パッカブル仕様
2.防水透湿素材
(DRY.Q/ドライQ)
3.軽い
250g (Mサイズ)
※表示価格は税込み
[ビギン2021年9月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。