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時計好きの方ほど「この顔は……!」と、条件反射しちゃうのではないでしょうか!? こちらは6月発売のセイコー プレザージュの新作なのですが、デザインベースは1964年誕生の国産初の手巻きクロノ、「クラウン クロノグラフ」。そんな歴史的な表情を継承しつつ、いま改めて本格的な機械式でリファインされ、なんと6万ちょいで買える!! これぞ知っ得な、グッドプライス時計のお手本をレポートしていきま~す!

当時のモデル

「クラウンクロノグラフ」
デザインベースは1964年発売の

上の写真がデザインベースとなっている、1964年発売のオリジナルのクラウン クロノグラフです。国産初のクロノグラフってだけでも鼻高々なのですが、セイコーはこのクラウン クロノグラフをベースに、1969年に「ファイブ スポーツ スピードマスター」を発売。じつはこれ、世界初の量産型自動巻きクロノグラフといわれる歴史的なモデル。その祖にあたるってのも、モノ好きをくすぐるでしょう!?
ちなみにクロノグラフといえばメカニカルなインダイヤルが象徴的ですが、クラウン クロノグラフはインダイヤルと秒積算計を搭載せず、ストップウォッチ秒針を搭載。2時位置のボタンひとつでストップウォッチを制御する、シンプルなクロノグラフでした。一見、秒積算計に見える秒針で、確実にストップウォッチを制御していたというわけです。

インデックス周囲の外周部には仕上げの違う面を配し、視認性の向上とともに、見る角度によって表情が変わる、暖かみのあるダイヤルを表現している。ここから見ていくStyle60’sシリーズの裏蓋はすべてシースルーバックで、機械式の駆動を眺めることも可能だ。「SARY193」。ケース径40.8㎜。自動巻き(手巻き付き)。SSケース&ブレス。6万500円。

ヴィンテージ感を表現するダイヤル

そんなクラウン クロノグラフをベースにした新作が、「Style60’s」シリーズです。立体的なインデックス、シャープな形状の針はまさにクラウン クロノグラフから継承したもので、温かみあるアイボリーのダイヤルからもヴィンテージライクな薫りが漂います。さらにレトロなボックス型の風防を採用して、’60sムードがブースト! この奥ゆかしい面構えで本格的な機械式。これが6万円ちょいって、まさに価格二度見、二度聞きモンでしょ!?

旬のグリーンダイヤルもヴィンテージ風にマッチ

人気がリバイバルしているグリーンダイヤルのモデルは、インデックス内側の外周部にルミブライトを使い、ヴィンテージなカラーを演出している。Style60’sシリーズのケースは、手首にフィットする丸みを帯びた形状で、心地よい装着感も楽しめる。ラグは丁寧な研磨によって鏡面仕上げされ、ヴィンテージ感のなかにシャープな印象を併せ持ち、現代のライフスタイルにも合わせやすい。「SARY195」。ケース径40.8㎜。自動巻き(手巻き付き)。SSケース&ブレス。6万500円。

クラシカルな雰囲気とトレンド感を両取りできる、グリーンダイヤルのカラバリもあります。アーシーなグリーンダイヤルは1960年代以降に流行したカラー。さらにベゼルまでヴィンテージな雰囲気を追求しているのが粋ですね~! 
またStyle60’sはクロノグラフを搭載していません。ただシンプルなクロノグラフ顔を活かし、ストップウォッチ秒針は秒積算計となって、現代のライフスタイルにマッチする3針デイト顔に。つまりオリジンヴィンテージな顔付きでいながら、実用的かつグッドプライスに編集されている! まさにお手本のような腕時計です!

 

オープンハート仕様も登場!


6万円台でもっと贅沢に機械式を楽しむならこちら、オープンハート仕様モデルもオススメ。9時位置からムーブメントの動きを堪能でき、11時位置の24時間計のインダイヤルが開いたようなデザインもオシャレ! ブラックダイヤルが「SARY191」、アイボリーが「SARY189」。ともにケース径40.8㎜。自動巻き(手巻き付き)。SSケース&ブレス。6万6000円。

ストラップ仕様も男らしい!


ミリタリー好きならこちら! 3針、オープンハート仕様ともにナイロンストラップモデルを用意。SSブレスとはまた違った硬派な印象になり、休日のカジュアルにより合わせやすい。オープンハート仕様のナイロンストラップモデルは、同シリーズで唯一ピンクゴールドケースを使い、一段と華やかな雰囲気がある。ケース径40.8㎜。自動巻き(手巻き付き)。SSケース。ナイロンストラップ。3針デイトが「SARY197」5万5000円。オープンハート仕様が「SARY192」6万6000円。

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