string(38) "https://www.e-begin.jp/article/363839/"
int(1)
int(1)
  

HISTORY

history

「水と空気と安全はただ」などといわれた時代もあったけれど、ミネラルウォーターが普及した今では、それを信じる人は多くないだろう。ところが「ミネラルウォーターとはどんな水か?」と問えば、それは十分に理解されていないのが実際。ということで、もはや私たちの生活になくてはならないこの”ただではない水”について学んでみよう!

古くからヨーロッパで利用されてきたミネラルウォーターだが、日本でも’80年代以降、一般に普及。さらに、夏場の熱中症対策として水分補給が推奨されるようになったことや、2011年の東日本大震災を機に防災用備蓄としてのニーズが高まったことで、いっそう市場が拡大した。

定番アイテムの基礎知識

【ミネラルウォーター】

●地下水由来の無機塩類を含む飲料水。
●一般的には天然の鉱泉水か湧き水から採水された「ナチュラルミネラルウォーター」のこと。

地下水が由来のミネラルウォーター。その歴史を紐解けば、古代ローマ時代にヨーロッパ各地に広がった飲泉の習慣にいきつく。以来「ミネラルウォーターを飲むことは健康によい」という意識が人々の間に定着していく。
一方、日本では’83年にハウス食品が「六甲のおいしい水」を自社のカレー商品の横に置くという販売法で成功。これが契機となり、折からの水道水の水質悪化問題もあって、次第にミネラルウォーターが一般に浸透していった。
今日、日本の規定により、ミネラルウォーター類は「ナチュラルミネラルウォーター」、「ナチュラルウォーター」、「ミネラルウォーター」、「ボトルドウォーター」の4種に大別されている。ここではその詳細には触れないが、一般に、私たちがミネラルウォーターと認識している商品には「ナチュラルミネラルウォーター」が多い。

写真/大嶽恵一文/山田純貴 スタイリング/佐々木誠 取材協力/日本ミネラルウォーター協会 ダノンウォーターズオブジャパン
掲載記事は、雑誌Beginの連載『定番の教科書』の2014年8月号に掲載された記事の抜粋であり、本記事に掲載されている商品の価格や問い合わせ先、仕様などの情報は、原則として掲載当時の情報となるため、現在の仕様や価格、情報とは異なる場合があります。あらかじめご了承ください。

特集・連載「定番の教科書」の最新記事

ミネラルウォーターとはどんな水か? -「ミネラルウォーター」の教科書

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ