これぞ日本のお家芸! マーカウェアからとことん“和”にこだわったカーディガンが誕生
伝統×伝統の大技炸裂。これぞ日本のお家芸
……といっても体操ニッポンのことを言いたいわけじゃあございません。第3位にてご紹介の一着は、今どきクリーンな見た目とは裏腹に、「た」「い」「そ」「う」モノ作りにこだわった力作なんです。
まずは素材。リネンと思いきや、じつは100%和紙のニットです。和紙は平安時代から「紙衣」と呼ばれる伝統素材。パリッとした清涼感はもとより、繊維が硬く編み地の孔が確保されるためメッシュのような通気性を誇ります。
そんな糸を編み立てるのは旧式吊り編み機。和歌山県の有力工場で時間をかけて編んだ和紙ニットは、持ち前のハリとコシに加え、吊り編みならではの程よい柔らかさを備えています。結果、直接肌に触れてもガサガサ感はなく、Tシャツに羽織っても優しい着心地に。
そんな伝統素材と伝統技術を融合した一着は、注目のボタンレスで和なデザインも相まって、Tイチはちょっとね……という夏の大人の羽織りものとして金メダル級の活躍を約束します。
ブラック
グレー
和歌山県が誇る伝統の吊り編み機
生地を手掛けるのはスウェットの名産地として知られる和歌山県の有力工場。綿糸に比べて繊維の硬い和紙の糸を、生地の自重に頼って編む旧式吊り編み機で編み立てるのは至難の業だ。
サラッと清涼感満点でじつはとっても機能的
楮(こうぞ)やマニラ麻が原料の和紙をスリット状にして撚った撚繊糸を使用。和紙の糸は毛羽が少なく、かつ繊維が綿糸よりも硬いため通気性抜群だ。また吸水性にも優れ、リネンよりも涼しいとか。
日本製にこだわるマーカウェアから、とことん「和」にこだわった一着が誕生。和紙の糸を用い、旧式吊り編み機で時間をかけて編み立てたカーディガンだ。ボタンレスゆえの半纏然としたデザインも今どきの和を感じさせる。ネイビー、ブラック、グレー、カーキ、ホワイトの5色展開。各2万5000円。
(問)PARKING
TEL.03-6412-8217
http://marka.jp/
※表示価格は税抜き