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パラブーツのミヤザキ

小誌9月号の「フレンチ&アメリカン」特集でも推した通り、昨今のフレンチブームの立役者といえばパラブーツ。作りの頑健さは無論、ぽってり&厚底という旬のテイストが安定した強みです。そうした「らしさ」はそのままに、’14秋冬の新作はロングノーズ&エレガント顔になって、ついに仕事に履いていけるほど、きわめて都合のいい進化を遂げてくれました。

それが日仏伊、各国の銀幕の巨匠の名を冠した「映画監督シリーズ」。なかでもスマートなエッグトウが際立つプレーントウ、「ミヤザキ」が新鮮です。

ちなみになぜ監督ネーミング?という点ですが、パラブーツは毎度、型ごとのモデル名が、哲学者シリーズだったり街シリーズだったりいろいろ。艶っぽいけど厚底なので雨にも強く、頑丈だけど快適さは確保という、トレンド感満載のこの一足。まさにカンヌ“パルム・ドール級”の感動すること間違いなしの大傑作です。

 

さりげに新しい“キューブソール”

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分厚いソールがいかにもパラブーツだが、ソールも新デザイン。立方体状にブロック&溝を配して雨の日の水ハケを高めつつ、土踏まずを薄く靴の返りがよい、快適ソールだ。

 

従来のプレーントゥと比べてもドレッシー
右:ミヤザキ 左:普通のプレーントウ

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上/ロングノーズでアカ抜けたフォルムに合わせ、履き口は「レベルソ仕立て」という芸の細かさ。切り替えのステッチが見えないよう、折り返して縫い込む手法のこと。従来の通常モデルなら太番手や二重ステッチを使っていた部分なので、違いは歴然、よりエレガント仕様に仕上がっているワケ。

下/底付けは通常と同じくグッドイヤー製法。トウから土踏まずまでを出し縫い、ヒール側は圧着として、ソールの返りのよさを追求している。

 

フェリーニ↓

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ゴダール↓

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2014年秋冬の新作は通称「映画監督シリーズ」。頑丈なパラテックス・ソール、ややロングノーズのシルエットにぽってりエッグトウ、鮮やかなブルーのライニングを組み合わせた。ミヤザキ(プレーントウ)5 万8000円。フェリーニ(チャッカ)とゴダール(ストレートチップ)が各6万2000円。

(問)パラブーツ青山店
TEL.03-5766-6688
http://jp.paraboot.com/jp-home

※表示価格は税抜き

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