string(38) "https://www.e-begin.jp/article/364797/"
int(1)
int(1)
  

WOOLRICH ウールリッチのニューアークティックパーカ

略称で呼ばれるアイテムは名作と相場が決まっている――。ウールリッチが誇るダウンアウター“NAP”=ニューアークティックパーカは、その最たる例のひとつ。2020年には新たなモデルが加わり、全3モデルで展開されるとか。最強防寒着の遺伝子を引き継いだ、3型それぞれを詳解します!

What’s WOOLRICH&“NAP”?

アラスカのパイプライン作業員向け防寒着

アラスカのパイプライン作業員向け防寒着として生まれた
元祖アークティックパーカは、1830年創業の老舗アウトドアブランド・ウールリッチが1972年に考案。タフな表地にたっぷり封入されたダウン、そしてファー付きフードと極地専用の仕様を備えた極地専用ダウンだ。2000年代に入ると、洒落者たちのあいだで「あえてジャケットの上に羽織る」着こなしが徐々に広まり、2010年代にはシルエットを現代的に刷新。その後パターンを微調整し、最もジャケットに合う究極のダウンアウター、“ニュー”アークティックパーカとなって大ブレイクを果たす。

①NAP3兄弟の“長男”
不動の大黒柱 NEW ARCTIC PARKA

WOOLRICH ウールリッチのNEW ARCTIC PARKA

★POINT★
・ブランドの遺伝子を色濃く引き継ぐモデル
・よって3兄弟のなかで最もクラシックなデザイン
・前振りの袖付けなど実は現代的なパターンに微調整されている

元々はアラスカの天然ガスパイプライン建設作業員の防寒ため考案された、ダウン入りのファー&フード付きワークアウターが「アークティックパーカ」。それをベースに、ジャケット着用でも裾からはみ出ない長さ、着用感を快適にする前振りの袖付けといった、モダンなアレンジを加えたジャパンフィットがこちら。近年はオンスタイルでの着用が一般的になり、最強のオンオフ兼用アウターに数えられる。今季は深緑とカーキが追加された。9万8000円。

★CHECK!!

★STYLING★

NEW ARCTIC PARKAは……とにかくON⇔OFF適応力がハンパない

ON style

WOOLRICH ウールリッチのNEW ARCTIC PARKA

この手のヘビーデューティなダウンアウターをスーツに合わせるというハズシ技が広まるきっかけになったのが、イタリアの伊達男たちがアークティックパーカを着用しはじめたこと。クラシックなデザイン+ファーが品を醸し出すため、タイドアップにハマるのだ。

ウールリッチのニューアークティックパーカ9万8000円(ウールリッチ 伊勢丹新宿店) エンジニアド ガーメンツ×ビームス プラスのジャケット6万3000円、ビームス プラスのシャツ1万6800円、同パンツ1万6800円(以上、ビームス プラス 原宿) フェアファクスのタイ9000円(フェアファクスコレクティブ)

OFF style

WOOLRICH ウールリッチのNEW ARCTIC PARKA

元祖アークティックパーカの雰囲気を色濃く残すNAPは、「ヘビーデューティ」「無骨」といった形容詞が似合う。グレーパーカ×オリーブ軍パンといったアメカジ定番の着こなしには好相性だ。シルエットがコンパクトなため、子どもっぽく見せないのも◎。

ウールリッチのニューアークティックパーカ9万8000円(ウールリッチ 伊勢丹新宿店) ループウィラー フォー ローワーケースのパーカ2万9000円(エディフィス 新宿) ビームス プラスのパンツ1万8000円(ビームス プラス 原宿)

②NAP3兄弟の“次男”
スマートな都会派 NEW ARCTIC PARKA NF

WOOLRICH ウールリッチのNEW ARCTIC PARKA NF

★POINT★
・3兄弟中、最もミニマルでモダンなデザイン
・保温性など機能はNAPそのまま
・ハイネック仕様でファーがないぶん防寒性を補完

モデル名のNFとは「ノーファー」の意で、無骨さというよりは都会的な印象の強いモデル。2018年にもNFモデルが登場していたが、今回はファーの有無以外は基本的にNAPとまったく同じパターンを採用。ネック部分のみ高く設定され、首元の防寒性を補っている。ファーがないぶん1万円ほどリーズナブルな価格設定に。8万8000円。

★CHECK!!

★STYLING★

NEW ARCTIC PARKA NFは……すっきり上品な着こなしを好む大人向け

ON style

WOOLRICH ウールリッチのNEW ARCTIC PARKA NF

ただファーが省略されているだけでなく、衿元の立ち具合のスタイリッシュさもプラスされるため3兄弟中もっともエレガントに見えるNFモデル。ジャケパンスタイルでもカジュアルさはほとんど感じさせない。

ウールリッチのニューアークティックパーカNF8万8000円(ウールリッチ 伊勢丹新宿店) エディフィスのジャケット2万円、同パンツ1万3000円、同ニット1万3000円(以上、エディフィス 新宿)

OFF style

WOOLRICH ウールリッチのNEW ARCTIC PARKA NF

今季のトレンドであるワイドスラックスに、バンドカラーのシャツをチョイス。ファーがないことでシンプルなエレガンスが備わり、こぎれいなモードスタイルにも対応する。

ウールリッチのニューアークティックパーカNF8万8000円(ウールリッチ 伊勢丹新宿店) エディフィスのシャツ1万5000円、ベルナール ザンス フォー エディフィスのパンツ3万5000円(以上、エディフィス 新宿)

③NAP3兄弟の“三男”
万能・最強の末っ子 GTX NEW ARCTIC PARKA

WOOLRICH ウールリッチのGTX NEW ARCTIC PARKA

★POINT★
・防水透湿のゴアテックス ファブリクスを搭載
・ボタン等も同色でまとめたシンプルデザイン
・クラシックなのにモダンな新世代NAP

こちらも今季の新作となる最新のNAPで、シェルにゴアテックス素材を採用。雨にも風にも雪にも負けず、元祖アークティックパーカ顔負けの耐候性を誇る。濡れると保温性が下がってしまう羽毛素材の弱点もカバーしているため、ただでさえ防寒力の高いNAPの中でも最強と言える。12万8000円。

★CHECK!!★

ゴアテックスの豆知識/What’s GORE-TEX?

ゴアテックス=高機能の防水透湿素材。多くの人の共通認識だろう。しかし、その構造や原料などまで知る人はどれほどいるだろうか。ってことで、どうせなら知っておきたい、むしろ知れば知るほど欲しくなる、ゴアテックスの豆知識をご紹介!

★STYLING★

GTX NEW ARCTIC PARKAは……ハイスペックに目がないモノ好きにこそ!

ON style

WOOLRICH ウールリッチのGTX NEW ARCTIC PARKA

素材以外はNAPと同じと考えていいので、「NAPをスーツに合わせる」という昨今の定番的な着こなしには間違いなくハマる。それでいてゴアテックス ファブリクス搭載ってのが、オーバースペック症候群(笑)とも言うべきモノ好きにはたまらないのよね。ハリのある素材のためよりスマートな雰囲気となり、オンスタイルメインであればこちらのほうが適しているかも!

ウールリッチのGTXニューアークティックパーカ12万8000円(ウールリッチ 伊勢丹新宿青山店) エディフィスのスーツ8万9000円、同シャツ1万5000円、ステファノ ビジのタイ1万6000円(以上、エディフィス 新宿)

OFF style

WOOLRICH ウールリッチのGTX NEW ARCTIC PARKA

現代におけるアウトドア素材の本丸ゴアテックス ファブリクスは、アウトドアな着こなしにマッチ。デザインはあくまで昔ながらのアークティックパーカゆえ、オン⇔オフで対応できるスタイルの振れ幅の広さがハンパない。

ウールリッチのGTXニューアークティックパーカ12万8000円(ウールリッチ 伊勢丹新宿店) サウザンドマイル フォー ジャーナル スタンダードのブルゾン1万3800円(ジャーナル スタンダード 表参道) エディフィスのパンツ1万3000円(エディフィス 新宿)

スタイリッシュな次男&いろいろと最強な三男が加わって、定番としての完成度、そして深みが増したNAP。いずれも確かな出自に根差したオーセンティックなデザインのため、長く着られることはほぼ間違いがない「本物のダウンアウター」と断言いたします!

【ウールリッチ商品のお問い合わせ先】
ウールリッチ 掲載アウターはこちら
ウールリッチ SHOPサイト

【ゴアテックス ブランドに関するお問い合わせ先】
ゴアテックス ブランド サービス チーム ☎0120-015-841
ゴアテックス ブランド https://www.gore-tex.jp

【コーディネート商品のお問い合わせ】
ウールリッチ 伊勢丹新宿店 ☎03-3352-1111(大代表)
エディフィス 新宿 ☎03-5366-5481
ジャーナルスタンダード 表参道 ☎03-6418-7961
ビームス プラス 原宿 ☎03-3746-5851
フェアファクスコレクティブ ☎ 03-3497-1281


写真/若林武志 文/礒村真介(100miler) スタイリング/鈴木 肇

Begin Recommend

facebook facebook WEAR_ロゴ