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AUBERGE オーベルジュのビッグガンジー

オーベルジュのビッグガンジー

各国の古着を研究し、そこに独自の解釈を加えて世に送り出すオーベルジュ。今回の新作を「ヘン態」と銘打ったワケは、肩回りのビッグな編み柄にあります。

フィッシャーマンセーターの元祖といわれるガンジーニットといえば、長方形のガーター編みや太いリブ編みなど肩回りの意匠が特徴なんですが、本作はそれが極端にデカい! 

すると、機能性の追求である伝統的意匠が、着たときに濃厚なコクをもたらすデザインへと、昇華するってワケなんです。思えば、過去に紹介したニットもまた、「編み」にこだわったものばかり。

それもこれも、日々アーカイブ服に向き合い、その旨みを自身の服作りにぎゅっと凝縮してきたデザイナー小林氏の手腕があってこそ。今回もその異常!?なまでのこだわりに、男心をビンビンに刺激されちゃってください!
 

チクチクしにくいスペイン産の羊毛

AUBERGE オーベルジュのビッグガンジー

スペイン産の羊毛をフィッシャーマンセーターならではの度詰め生地に。やや不均一で古着のような雰囲気の編み地はかべ撚りの賜物。
 

ガンジーニットの旨みが詰まった脇回りの編み目にBigにフォーカス!!

AUBERGE オーベルジュのビッグガンジー

前後の区別なく編まれた、フィッシャーマンセーターの元祖といわれるガンジーニット。本ネタの編みは、控えめである。
 

ヘン態♡

AUBERGE オーベルジュのビッグガンジー

職人が手作業で機械を動かすハンドフレーム編みで仕立てられ、特徴的なディテールを大きく設計したガンジーニット。一度撚った糸をもとに戻し、再度撚糸するかべ撚りという技法を使い、それを度詰めで編むことにより、柄のないプレーンなデザインながら風合いや表情は豊かに。4万2000円。

(問)スロウガン
☎ 03-3770-5931
オーベルジュ https://www.auberge.shop/
 
※表示価格は税抜き


[ビギン2020年11月号の記事を再構成]写真/工藤 恒(アルフォース) 文/菅 拓哉 スタイリング/佐々木 誠

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