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アシックスのノヴァブラスト
※写真上でランナーが着用している靴は、以下で紹介している「ノヴァブラスト」です。

例の感染症の影響でリモートワークを経験するに連れ、「通勤って、それなりに運動になってたんだぁ」と気づいたりします。それだけ運動不足を心配している人が多いのですね。ということで、自宅の周辺などで走り始めた人が急増中です。が、最初のうちは持ち合わせのスニーカーで事足りたものの、続けているうちに「もっと走りやすい靴を!」と思い始めるのはむべなるかな。

ということで、もっかそうした“煩悩”に見舞われている入門ランナーたちに向け、おせっかいなe-Beginがバイヤーズガイドを緊急公開します!

「入手しやすい定番品」
「不慣れな走りをフォローする機能がある」
「ブランド靴を履いているという満足感がある」
「比較的買いやすい価格」

の4条件を踏まえたうえで、人気ブランドの各担当者たちが「入門ランナーにベストな3モデル」を推挙してくれました。さぁ、悩まず、コチラを熟読し、自分にふさわしい1足を見つけましょう!

アシックスには、走ることがどんどん楽しくなる入門モデルが大充実

全5回に分けてお送りする、この特集企画。その“第3走者”はアシックスです。1949年、神戸で創業した同社の最初のシューズはバスケットシューズで、その「オニツカタイガー」ブランドは日本のみならず、米国でも人気に。ランニングシューズでは’53年に開発が始まったマラソンシューズが最初で、以後、国際大会のマラソンで同社のシューズを履いた選手たちが多くメダルを獲得したことで、アシックスの名声が高まりました。

これまで、独自開発による機能や素材なども取り込みながら、アシックスのランニングシューズは進化を遂げてきました。と、こう聞くと「走り慣れていない自分には無縁」な上級者やアスリート向けの製品ばかりに思えますが、じつは入門ランナー向けもとても充実しているのがアシックスのエライところ。しかも、それらは決して片手間モノなどではなく、最新テクノロジーで初心者の走りをフォローしてくれる傑作揃いなんです。

アシックスジャパン 小林優史さん

アシックスジャパン パフォーマンスランニングフットウエア戦略部 小林優史さんが推薦する3モデルもその例外ではなく、しかも走って快適で、どんどん楽しくなって、また走りたくなっちゃう、そんな顔触れです。「三日坊主だからナァ」とお嘆きでも、これらのシューズなら、明日もきっとアナタの「やる気」を後押ししてくれるはずです!

選ぶべきモデル(1) EVORIDE MEN’S

アシックスのEVORIDE MEN’S
 

自然と足が前に転がるような走り心地が快適

「エナジーセービング(ENERGY SAVING)」採用モデルのうちで最もベーシックで、軽く、お手頃な価格のモデルです。「エナジーセービング」は、その名のとおり、走行効率性を追求し設計されたアシックスの最新テクノロジー。中核となる「ガイドソール」はつま先上がりの形状で、これが前に出る回転モーションを生み出します。小林さんによると「走ると、コロンと勝手に足が前に転がるような感覚があり、あまり力を入れずとも前に進むことができるんですよ」とのこと。しかも、このソールの弓形カーブが足首の屈曲を減らし、足首関節のエネルギー消費を抑制することで走行効率が高まるのです。「この独特の走り心地を手軽に体験してみたいという人に、とくにオススメのモデルです」(小林さん)

アシックス EVORIDE MEN’Sのソール

屈曲溝を廃したことで、しなりにくいアウトソールも走行効率性を高めることに貢献。また、前足部に「エーハーラバースポンジ」という耐摩耗ラバースポンジ材を、踵部に「エーハープラス」という耐摩耗ゴム材を採用して、軽さと耐摩耗性を高いレベルで実現。ちなみに「エーハーラバースポンジ」の重さは通常のゴムの約半分、「エーハープラス」の耐摩耗性はなんと約3倍なのだとか!

アッパー素材:合成繊維
インナーソール素材:EVA ※着脱可能。
アウトソール素材:ラバー
サイズ:25.5~32.0cm
カラー:ホワイト×ホワイト(写真)、シートロック×フラッシュコラール、グランドシャーク×ピュアブロンズ
価格:1万円

※「エヴォライド」には、他にウィメンズタイプもあります。

選ぶべきモデル(2) GT-2000 8 MEN’S

アシックスのGT-2000 8 MEN’S
 

クッション性、安定性、フィット感が高バランス

「シューズのことはよく分からない」「とりあえず初めてだから安心の1足が欲しい」という人は黙って、このシューズを! 軽量性にすぐれ、柔らかめのミッドソール素材「フライトフォーム」を搭載。路面などからの不快な突き上げ感を緩衝しつつ、軽いライド感を提供します。踵部では、衝撃緩衝性素材「GEL」を配置。凹凸形状に独特の工夫をすることで、さらなるクッション性を実現しています。

また、走行中における足の内側への倒れ込みを防ぐ「ダイナミックデュオマックス」という機能をミッドソールの内側に搭載することで、着地時の安定性向上も図られています。「クッション性、安定性、フィット性などの機能は、どれかが不足していても、過剰であっても膝や足首のトラブルに陥りやすくなるのですが、このモデルにはそれらがバランスよく、かつ効果的に搭載されています。ですので、入門ランナーにとってもこれは王道の1足、安心&安全の1足になることでしょう」(小林さん)

アシックス GT-2000 8 MEN’Sのソール

前足部外側&踵(かかと)部外側に計6か所設けられたノッチ(切り欠き部分)によって、ソール全体がよりしなやかなものとなり、自然な接地感を実現。また、中足部では靴のねじれを抑制する樹脂パーツ「トラスティック」が走行中の安定性を高めて、スムーズな足運びをサポートする。

アッパー素材:合成繊維×人工皮革
インナーソール素材:EVA ※取り外し式。
アウトソール素材:ラバー
サイズ:24.5~30.0cm
カラー:ブラック×ブラック、ブラック×シートロック、グランドシャーク×ブラック(写真)、スモークブルー×ブラック、サワーユズ×ブラック
価格:1万2800円

※「GT-2000 8」には、他にウィメンズタイプもあります。

選ぶべきモデル(3) NOVABLAST™ MEN’S

アシックスのNOVABLAST MEN’S
 

トランポリンのような弾み感で、つい走りたくなる

「履いて楽しくなるシューズ、思わず走り出したくなるシューズです!」と小林さん。その一番の特徴をひと言で表せば「高反発(エナジーリターン)」ということになります。ミッドソールに、アシックス最新の高反発性素材「フライトフォーム ブラスト」を従来の製品以上に厚く搭載させ、アウターソールの中央部を凹ませたトランポリン構造の効果も加わり、ポーンと跳ね返る軽やかなバウンス感を実現。その感覚は、まるでトランポリンの上で弾んでいるかのようです! また、透け感があり、通気性にすぐれた「モノフィラメントメッシュ」を搭載したアッパーの柔らかさも心地よく、現代的なカラーリングも新鮮。小林さんによれば「バウンスするときの楽しさとワクワク感、そして斬新なルックスで、思わず走りたくなってしまう」、そんなモデルになっています。

アシックス NOVABLAST MEN’Sのソール

高反発性素材「フライトフォーム ブラスト」をミッドソール全面に採用し、さらにアウターソールの中央に窪みを設けた「トランポリン構造」により、軽やかな反発感を実現。そのトランポリンのようなバウンス感が気持ち良くて、いつもより走るペースが速くなってしまいそう?

アッパー素材:合成繊維
インナーソール素材:EVA ※着脱可能。
アウトソール素材:ラバー
サイズ:24.5~32.0cm
カラー:ブラック×ブラック(写真)、メトロポリス×ブラック×、ディレクトワール×ホワイト
価格:1万6000円

※「ノヴァブラスト」には、他にウィメンズタイプもあります。

結論!

以上の3モデルは、いずれもが魅力的な個性派。1万円~1万円台半ばと、入門ランナーにとって大助かりな価格設定もうれしいポイントです。で、「選ぶべきはどれ?」と迷ってしまうわけですが、たとえば「ガイドソール」がもたらす前方への回転モーションで、比較的ラクに走ることができる「エヴォライド」は、まだ筋力や持久力に自信のない人にイイかもです。対して、多彩な機能を搭載して「着地時の快適さとキック時の軽快さ」を追求した「GT-2000 8」は、末永くランニングに取り組んでいきたいという上昇志向派に。で、トランポリンから着想を得て開発された「ノヴァブラスト」は、その弾むような走り心地を楽しみたい人にぜひ!

問い合わせ先/アシックスジャパン お客様相談室 ☎ 0120-068-806
https://www.asics.com/

※表示価格は税抜き


文/山田純貴

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