特集・連載
ビジネスも冠婚葬祭も……“黒スト”さえあればいい! ご予算別カタログ
スーツスタイルの超基本 ビジネスとカジュアルの境目があいまいになっている昨今。だからといって、スーツの着こなしに関わる常識をおざなりにするってのは、服好きとしてナンセンスです。本特集で、ビジネスシーンから冠婚葬祭までの超基本10大事項をこっそりおさらいしましょ♪ この記事は特集・連載「スーツスタイルの超基本」#08です。
[予算別]ベストな黒スト
靴のルールは超簡単。黒のストレートチップさえ履けばOK……だからこそ、選びのセンスが問われるもの。予算別にベストな一足、集めました。
3万円以下
“気持ちよく履ける”を考え抜いた機能派
THE SUIT COMPANY[ザ・スーツカンパニー]
ストレートチップシューズ
スペインの“パコミラン”との共作。返りのいいマッケイ製法で仕立てつつ、通気&吸湿性◎の特製ソールを備える。4月上旬発売予定。1万9000円。(ザ・スーツカンパニー銀座本店)
ラバーを射出させたソールはグリップ力抜群
お手頃価格に反比例して極上素材を贅沢使い
JALAN SRIWIJAYA[ジャラン スリウァヤ]
98317
アッパーは仏・デュプイ社のカーフ、底材はベルギー・アシュア社の上質革と、厳選素材のオンパレード。ノーズが長めの11120ラストと相まって、上品顔に。2万8000円。(GMT)
デュプイ社製カーフはキメ細かさハンパなし
5万円以下
9分仕立てなのにまさかの3万円台!
UNION IMPERIAL[ユニオンインペリアル]
U1960
一針一針手で縫い上げるハンドソーン・ウェルテッド製法(別名・9分仕立て)で仕立てた力作。見た目はきっちりお堅め。でも返りがよくて履き心地は極ラク♡3万9000円。(伊勢丹新宿店)
“軽い”を突き詰めたオリジナルソール
きっちり真面目なのにヘビロテ向き!
YAMACHO MADE[ヤマチョウ・メイド]
ストレートチップシューズ
パッと見フツーの黒ストに見えて、肉厚ステアレザーやビブラムソールを採用し、タフを極めた機能派。臆せず毎日履きたい!って人はぜひ。4万5000円。(三陽山長 日本橋髙島屋S.C.店)
グリップ力特大のスーパースタッドソール
10万円以下
足にも財布にも優しいメイド・イン・UK
JOSEPH CHEANEY[ジョセフ チーニー]
ライム
本場の英国靴を手頃に!を目指して名門が作った、シティコレクションの最定番モデル。11028ラストは甲幅が広い日本人の足にも◎。5万5000円。(ブリティッシュメイド 銀座店)
キメ細かなステッチはコバまで抜かりなし!
正統派なのに洒落っ気もあり
CROCKETT&JONES[クロケット&ジョーンズ]
オードリー
代名詞のセミスクエアトウのラスト337は、真面目なのに華やか。間隔の狭い二連ステッチといい、極薄のコバといい、品質の高さは顕著。8万9000円。(グリフィンインターナショナル)
タフなのにしなやかなオークバークソール
10万円以上
既製靴の最高峰と謳われる上質黒スト
EDWARD GREEN[エドワード グリーン]
チェルシー
黒スト2トップの一角。代名詞の精緻なステッチワークは、どんな場面でも無言で“デキる”を主張してくれる。傑作ラスト202を採用する。15万9000円。(エドワードグリーン 銀座店)
職人技の象徴たる十八番のスワンネック
靴好きなら誰もが焦がれるキング・オブ・黒スト
JOHN LOBB[ジョン ロブ]
シティⅡ
ロンドンの金融街、通称“シティ”が名の由来。銀行マンをイメージして開発されただけあって、見た目はクセなし。革質も仕立ても超一級品! 17万5000円。(ジョン ロブ ジャパン)
細身でクセのない定番ラスト7000
※表示価格は税抜き
[ビギン2020年5月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。