特集・連載
20年溺愛したリアルガチの愛用私物を調査! OVER45の一生モノ確定品
これさえあれば!で選んだ一生モノ コレさえあれば何でもできる! 無駄な出費もナシで、オシャレもできる! 後悔しない!ずっと使える本当の一生モノ特集をお届け! モノを大切に使えば、結局得する、愛着がわくという、いいコトずくめ♪ いわばBegin流「サスティナビリティ(持続性)」をご堪能ください! この記事は特集・連載「これさえあれば!で選んだ一生モノ」#21です。
服やモノに造詣の深い業界のパイセンたちがリアルに20年溺愛し、今後も一生使い続けること必至な名品は? なぜそこまで惚れ込んだのか、甘酸っぱいストーリーとともに紹介していただきました。
「昔より今のほうが似合う渋い大人限定のコート」―大平さん
BROOKS BROTHERS[ブルックス ブラザーズ]
ローデンコート
2000年頃 購入
ブルックス ブラザーズ ブランドアンバサダー
大平洋一さん(56歳)
新婚旅行先のイタリアで現地のおじさんたちが味の出たローデンコートを粋に着こなしている姿に憧れて購入。
「ただこのコートを着るにはある程度の年齢が必要なのか、若い頃は全然似合わなかった(笑)。今になってようやくしっくり馴染んできたような気がします」
「トレンドとは無縁の普遍性を備えた一本です」―岡田さん
LONOR[ルノア]
スウィング
1998年 購入
グローブスペックス 代表
岡田哲哉さん(60歳)
銀行勤務から眼鏡業界へと転身した異才が、1998年の独立と同時に購入した本作の魅力とは?
「鼻の角度に合わせてブリッジが回転(=SWING)する機構。アンティークを基に、機能美のエッセンスを的確かつモダンに表現した普遍的なデザインに惚れ込んでます」
「高校生くらいから30年以上の腐れ縁(笑)」―小峰さん
CONVERSE[コンバース]
オールスター
1980年頃 購入
スローン ディレクター
小峰明彦さん(55歳)
グリフィンインターナショナルにて数々のブランドをヒットさせ、ニットブランドのスローンも手掛ける目利きのチョイスはコンバースのオールスター。
「何度浮気しても帰ってくる(笑)。いいトシだし、着こなしは多少気を使いますが、デニムもスラックスも◎なバランスがズバ抜けてます」
「イームズの家具は使ってなんぼを実感!」―甲斐さん
EAMES[イームズ]
シェルチェア
1999年 購入
バンブーシュート 統括部長
甲斐一彦さん(46歳)
若い頃は米国のミッドセンチュリー家具で自宅を埋め尽くすという野望があったという甲斐さん。
「だけど妻が北欧家具好きで、結局残ったのは最初に買ったコイツだけでした(笑)。独特な発色も、包み込まれるような座り心地も気に入っていて、もう手放せません」
「フランス人になりたいとリアルガチで思ってました」―いでさん
J.M. WESTON[ジェイエムウエストン]
ゴルフ
1987年 購入
コラムニスト
いであつしさん(59歳)
本誌『ナウのれん』でお馴染みのいでさん。30年前はアメカジではなくフレンチアイビー派だったそう。
「当時ゴルフは壊れない靴といわれ、通称“ジャーナリストシューズ”とも呼ばれていました。まさにオレの靴じゃんねーと(笑)。以来、ゴルフもオレもずっと現役です」
「最近のお洒落ライダースとは一線を画す硬派さがツボ」―吉田さん
VANSON[バンソン]
シングルライダース
1993年 購入
ライター
吉田 巌さん(53歳)
S社のライダースと迷ったあげく、より頑丈な肉厚カウハイドを使ったコチラを購入。
「重いし硬いし、着心地は決してよくありませんが(笑)、その分バイクに乗ったときの安心感は大。5年前に腕を細く、前をWジップにと改造したら、ますます愛着が湧きました♡」
[ビギン2020年3月号の記事を再構成]スタッフクレジットは本誌をご覧ください。